ハワイ州初めての鉄道「スカイライン」の2期区間が延伸開業(ハワイ・オアフ島)
イチオシスト

アメリカ・ハワイ州初の鉄道として2023年7月に開業した、「スカイライン」(ホノルルレールトランジット)から2期区間開業のニュースが届いた。開業は現地時間2025年10月16日。
新しく延伸開業したのは、アロハ・スタジアム~カハウイキ/カリヒ・トランジットセンター間5マイル(約8.0キロ。8.4キロの情報も)。アロハスタジアム側からマカラパ/パールハーバー・ヒッカム統合基地、レレパウア/ダニエル・K・イノウエ国際空港、アフア/ラグーン・ドライブ、そして終点のカハウイキ/カリヒ・トランジットセンターの4駅が新しく開業した(駅名の前半はハワイ語)。
ダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル国際空港)はハワイ州最大の国際空港で、空港からオアフ島中心部などへの公共交通アクセスが改善された。
スカイラインはハワイ州初めての鉄道で、アメリカの都市鉄道システムでは完全自動運転の第一号というのがセールスポイント。車両や運行システムを、日立製作所グループで鉄道システム事業を受け持つ日立レールが納入した。
【参考】
ハワイ州初の鉄道「スカイライン」が開業 アメリカの鉄道システムで完全自動運転の第一号
https://tetsudo-ch.com/12893633.html
今後は、カハウイキ/カリヒ・トランジットセンター~アラモアナセンター間の延伸を予定。全区間(約32キロ)が開業すると、ホノルル市内中心街や高速道路を走行する、1日推定4万台のマイカー移動(高速道路8車線分に相当)が鉄道にシフトすると見込まれる。
日立レールUSAのジョセフ・ポッツァ社長は、「スカイラインはアメリカ初の完全自動運転の都市鉄道。日立チームは将来にわたる安全運行に取り組み、世界から訪れる人々に高度な交通サービスを提供していく」とコメントした。
記事:上里夏生
記事提供元:旅とお出かけ 鉄道チャンネル
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