“僕はどうでもいい存在”。少年時代に競争社会で抱えた痛みに、いま再び向き合う感涙作「年少日記」
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僕はどうでもいい存在──。ある教師が過酷な競争社会で痛みを覚えた少年時代を振り返るヒューマン・ストーリー「年少日記」が、11月5日(水)よりU-NEXTで配信される。 チェンが教師を務める中学校で、自殺をほのめ […]
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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僕はどうでもいい存在──。ある教師が過酷な競争社会で痛みを覚えた少年時代を振り返るヒューマン・ストーリー「年少日記」が、11月5日(水)よりU-NEXTで配信される。

チェンが教師を務める中学校で、自殺をほのめかすメモが見つかった。書いた生徒を探す中で、チェンの脳裏に少年期の辛い記憶が甦る──。弁護士である厳格な父のもとに育った兄と弟。優秀な弟と違い、勉強もピアノもできない兄。出来の悪い兄は“躾”という名の体罰を受け続け、疎外感を抱いていく……。
監督はこれがデビュー作となるニック・チェク。作品は第60回金馬奨で観客賞と最優秀新人監督賞、第17回アジア・フィルム・アワードで最優秀新人監督賞に輝き、第36回東京国際映画祭でも称賛された。
「私はどうでもいい存在」という少年期に日記に綴ったのと同じフレーズを、メモの中に見つけた教師チェンは、いかに痛みと後悔に向き合うのか。そして、時代を経ても変わらぬ生徒たちの苦しみに、どのように寄り添っていくのか。競争社会におけるプレッシャーや家庭内暴力という現代的問題に切り込み、繊細に感情を見つめた物語に心が揺さぶられる。
「年少日記」
監督:ニック・チェク
出演:ロー・ジャンイップ、ロナルド・チェン、ショーン・ウォン
ALL RIGHTS RESERVED © 2023 ROUNDTABLE PICTURES LIMITED
【配信開始日時】2025年11月5日(水)
【配信形態】レンタル配信:770円(税込)/2日間
【視聴ページ[PR]】https://www.video.unext.jp/title/SID0240672
記事提供元:キネマ旬報WEB
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
