22歳の吉澤柚月は初ホステスプロ「優勝争いしたい」 中学時代から使う7年モノの赤パターでグリーン攻略へ
 イチオシスト
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        <樋口久子 三菱電機レディス 事前情報◇30日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6690ヤード・パー72>
2023年のプロテストに合格した22歳の吉澤柚月は、所属契約を結ぶ三菱電機が今大会の特別協賛で、いわゆるホステスプロとして迎える。「すごく楽しみな試合。楽しみと頑張りたい気持ちがあります」と意気込む。
この日はプロアマ大会に出場して最終調整を行ったが、プロアマ前日の前夜祭は「この前夜祭のために華やかなモノを選びました」と透け感のある白いドレスに身を包み、華を添えた。
今大会はアマチュア時代も含めて初出場。コースの印象は「セカンドショットがけっこう大事かなと思います」と、砲台グリーンが多くグリーンを外して難しいアプローチが残ることを警戒。「確実にセカンドをグリーンに乗せることが、ボギーを打たないポイント。あとはグリーンが難しいのでタッチと傾斜を読み切れるように頑張りたい」とグリーンに乗せてからも勝負だと話す。
2003年生まれの吉澤は、神谷そら、川﨑春花、櫻井心那、佐藤心結らと同じダイヤモンド世代。23年に3度目のプロテストに合格し、昨季は19試合に出場して予選通過1回と苦戦を強いられた。今季はQT48位で前半戦こそ予選落ちが多かったが、7月以降は12試合に出場して予選通過9回。トップ10入りこそないものの、トップ20入り4回と上位に入っている。
「調子はまずまずなので1打、1打やりきって、上位で戦いたい」とここ最近の流れで“ホステス大会”で自己最高の成績を残したいところ。カギになるクラブの一つがパターだが、これは実に興味深い。
吉澤が手にする赤いヘッドのパターは、テーラーメイドの2018年発売モデル『スパイダーツアーレッド』のセンターシャフトだ。「中学生の頃から使っていました」とジュニア時代のエースパターだ。
プロテスト合格時には別のパターを使用していたが、昨年夏頃に「久しぶりに出してきた」と再びキャディバッグに収まった。しかし、その後も別のパターを投入する時期もあったが、「またこれに戻ってきました」と、今季中盤戦以降の戦いを支えている。
使い慣れたパターのいいところは、「マレットのセンターシャフトなので、構えたときにどこを向いているのか分かりやすくて、真っすぐストロークしやすい。あとはインサートが合っていて自分の距離感を出しやすい」という。クラウン部のサイトラインが構えやすさを助長し、スムーズな転がりがウリのインサート『ピュアロール』も手放せない1本になっている。
「優勝争いが一番楽しんでいただけると思います。このパターが今週のカギになって欲しいです」と中学時代から入っていたというパターとともに、ホステスプロとしてプレーでも見せ場を作る。(文・小高拓)
<ゴルフ情報ALBA Net>
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