「68」で首位タイ発進! ネクヒロ・安藤百香のスイングは右足の粘りが超絶!?「ここまで…なかなかいません」

2日間競技で開催されているマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第13戦「Sky Look up Ladies Cup」の初日が終了。6バーディ・2ボギーの「68」をマークした安藤百香(あんどう・ももか)が首位タイ発進を決めた。安藤は埼玉栄高校出身で、岩井姉妹とは同期。今年5月に南ミシシッピ大学を卒業、本ツアーに参戦している。そんな彼女は一体どんなスイングをしているのか?ツアー通算6勝を誇り、本ツアーのテレビ解説も務める天沼知恵子が分析した。
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安藤選手は、足のパワーがものすごいですね。脚力があるスイングをしています。
最大の特徴は、フォローでクラブが肩の高さまで上がっているのに、右足がめくれていないこと。太ももの筋肉のバランスの良さがうかがえます。腰の高さくらいまでなら右足を粘れる選手は多いともいますが、ここまで我慢できる選手はなかなかいません。フォローまでしっかり力を逃がさずに振れるので飛距離も出せます。ちなみに、ワイドスタンスをキープし続けられるのも、下半身の強さがあってこそですね。
また、女子の場合、体が柔らかいので、下半身も上半身もトップで深く回りがち。しかし、安藤選手の場合、下半身はどっしりと構えたままそれほど回さず、上半身だけ90度以上回しています。捻転差が大きくなるので、これも飛距離を出せるポイントです。
強靭な下半身と柔軟な上半身があってこそのスイング。あすの活躍はもちろん、最終プロテストにも進出しているので楽しみですね。
■安藤百香
あんどう・ももか/2003年生まれ、愛知県出身。埼玉栄高校では岩井姉妹と同期で、19年の関東高校選手権の優勝メンバー。卒業後は渡米し、南ミシシッピ大学に進学。今年5月に卒業し、ネクヒロに参戦している。HS43m/sで平均飛距離は250ヤード
■(解説)天沼知恵子
あまぬま・ちえこ/1975年生まれ、静岡県出身。レギュラーツアー通算6勝。現在は自身の経験を生かして「IMPACT A BODY」を運営。プロテスト合格を目指す選手からアマチュアまで幅広く指導し、「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」の解説も務めている。
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