岩井明愛、逃げ切りVならず 次週は日本ツアーに姉妹で凱旋「千怜といい位置で戦いたい」
<ロッテ選手権 最終日◇4日◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6566ヤード・パー72>
単独首位で最終日を迎えた岩井明愛は、トータル14アンダー・4位に終わり、8月「ポートランド・クラシック」に続く今季2勝目はお預けとなった。
3日目に1打のリードを奪い、勝みなみ、2022年大会覇者でホステスプロのキム・ヒョージュ(韓国)と最終日最終組に入った。周囲が伸ばしていくなか、パーオンを逃した5番、6番の連続ボギーが先にきて後退。「けっこうチャンスにつけられていたけれど、入らなかったですね」と後れをとった。
それでも10番からの連続バーディで息を吹き返すと、最後まで果敢に攻めた。池が絡む高難度の17番では3メートルにつけ、最終18番パー5ではガードバンカーからタップインの距離にピタリ。「なかなかきついゴルフでしたけれど、最後17番、18番をバーディで上がることができてスッキリしました」と笑顔を見せた。
「いい緊張感」のなかで18ホールを戦った。「高いレベルでの試合が毎週ある。やっぱり最終日は伸ばさないと。そういう戦いになってきている」というなかでの4バーディ・3ボギー「71」は悔やまれるが、「そのなか(優勝争い)でプレーができてうれしい。もっと強くなりたい」と次を見据える。
「まだチャンスはあると思うので、諦めずに複数回優勝目指して頑張りたい。負けることも多いですけど、いっぱい優勝争いをして、いい位置でのラウンドを続けていきたい」
来週から秋のアジアシリーズが始まるが、明愛と双子の妹・千怜は日本に一時帰国。所属する“ホンダ”が冠を務める国内女子ツアー「スタンレーレディスホンダ」(10日開幕/静岡・東名CC)にスポット参戦する。
ともに米ツアーで初優勝を挙げ、これが凱旋出場にもなる。「今週が始まる前から楽しみにしています。日本のファンの皆さんに会えるのも楽しみですし、千怜とふたりで、いい位置で戦えたらと思います」と意気込んだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。