ウイグル訪問後に憶測飛び交った旅系YouTuber、今度は取り溜めの北朝鮮動画を公開 本人は無事を強調もさらなる心配の声
10月4日、旅系YouTuber「Bappa Shota」(登録者数141万人)が「北朝鮮の実態を自分の目で確かめてみた…」と題する動画を公開。概要欄では自身の身の安全を強調したものの、相変わらず様々な憶測を呼んでいます。
ウイグル自治区訪問後に3カ月更新停止
Bappa Shota(バッパー翔太、以下 翔太)は6月28日に中国の新疆ウイグル自治区を訪問する動画を公開。しかし、その後およそ3カ月動画の投稿が止まり、「当局に拘束されているのでは?」など心配の声が寄せられていました。
9月20日、久しぶりに動画を更新した翔太は室内のソファに座り、自分の無事を伝えました。本人は日本に帰国していると述べたものの、ドアが内開きであることや壁の張り紙が中国語に見えることなどから帰国説を疑う視聴者も現れ、さらなる憶測や心配の声があがりました。
翔太のファンだというファッションインフルエンサーの「げんじ」(同114万人)は、この動画の撮影場所を新宿のレンタルスペースと特定。実際に訪れて部屋を借りると、翔太の動画に出てきた窓のクレセント錠や冷蔵庫を映しました。
しかし翔太の帰国報告動画についても“AI説”が流れるなど、憶測や心配の声は止まりませんでした。
中国と北朝鮮の国境を旅する動画を公開
10月4日に投稿された翔太の動画は、中国側の国境を辿りながら北朝鮮の様子を観察するというもの。丹東、集安、延吉、琿春といった都市を経由して、川の対岸に見える北朝鮮の風景や北朝鮮出身の人々が多く暮らす街の様子を紹介しています。当初は中国、ロシア、北朝鮮の国境が交わる地点を最終目的地に据えていましたが、目指す途中で国境警備隊の検問に遭遇し、カメラのメモリーカードなどをチェックされた上で通行を拒否され、断念したそうです。
翔太は固定コメントで、
今回の中国訪問は、3月末からはじまり、約3週間の滞在となりました。その後も、他国で引き続き元気に旅を続けております。ご心配の声も多数いただきましたが、拘束や洗脳といった事実はありません。
前回の動画でお話しした通り、心が疲れてしまいネットやパソコンから距離を置いた結果、作業や編集が遅れ、中国編の投稿間隔が空いてしまいました。ご心配をおかけし、本当に申し訳ありませんでした。
と説明しています。
視聴者はさらに不安に、その他不審な点も
しかし、視聴者からは「過去の撮影分じゃなくて、今現在自由に旅している姿を見せて安心させて欲しいです」「無事に旅を続けていますって言っていながらだいぶ前の過去動画って…更に心配になりました…」「お、新動画と思いきや過去のストックか 最新の状況が確認できないと安心できんよな」など、心配の声が留まることを知りません。
また、各所で上空から撮影した動画が用いられていることを不審に思う視聴者が現れました。この視聴者は「この動画の明らかにおかしいところは、多用されてるドローン映像。中国の国境地域でドローンを飛ばすことはほぼ不可能」と述べます。川の上空は北朝鮮側も監視していることから、ドローンを飛ばせば国際問題になりうるとのこと。

「特に北朝鮮側をズームして撮影するには民生機レベルでは無理(例えばMavicのズームレベルとか)。これはそうなると当局が監視で撮影して映像を提供されたと考えるのが妥当」と意見を述べ、他にも、上空から撮影された映像に出典がない点など不審な箇所をいくつも指摘しています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。