石川遼はミスの原因解明で収穫 第2Rは幸運の“ピンマイク”装着で上位浮上へ
<Sansan KBCオーガスタ 初日◇22日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7274ヤード・パー72>
2016年大会覇者の石川遼は4バーディ・4ボギーの「72」で回り、イーブンパー・60位タイ。「ショットがよかったのでそこは明日に向けて好材料です」。アンダーパーを逃したが、収穫を持って2日目に臨む。
「僕のなかではやっぱりショットがよくないほうが気になるので」とパーオン15回、軸ともいえるショットの調子には安堵の表情を見せる。「パッティングに関してもそんなに悪くはなかったです。自分でミスかなと思ったのがちゃんとミスになっている感じなので気持ち悪さはない感じ」と感覚と結果が合っていることは、不安材料とはなっていない様子だ。
最終9番パー5では3打目をバーディチャンスにつけ、「自信を持って打ったんですけど、結果的に少しプッシュアウトして思ったより右に出たので」と狙った方向に打ち出せず2パットのパー。最後まで“惜しい”続きのパッティングとなった。アテストを終えた石川はすぐさま練習グリーンに行き、違和感をチェック。「これだけプッシャウトしているんだなっていう収穫にはなった」とラウンド中に感じていたミスの原因を見つけることができたことは翌日につながる部分でもある。
4つのボギーに関しては「技術的な部分としてはよかったなとは思うんですけど、ほんの少し攻め方だったりミスの仕方だったりでボギーが出てしまった。そこら辺のほうが反省かなという感じです」とショットのミスというよりもマネジメントが原因と分析。好調なショットを生かせるためにも、攻略法を徹底していくつもりだ。
現在は予選カットラインの上の位置で、決勝ラウンドに進むためにも2日目は大事な一日となる。そのなかで後半の9ホールは中継を見るファンのためにピンマイクをつけてプレー。前回つけた「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」ではツアー19勝目を飾っている。今回もそのピンマイクは幸運への導きとなるのか…。(文・高木彩音)
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