元巨人軍・原辰徳氏が初のナショナルOP参戦 注目組入りに「図々しくプレーさせていただきたい」
<日本シニアオープン 事前情報◇17日◇相模原ゴルフクラブ(神奈川県)◇6997ヤード・パー72>
あす18日(木)、シニアゴルファー日本一決定戦が開幕する。プロ117人、アマチュア9人、計126人が参戦。その中には、日本ゴルフ協会(JGA)の特別承認を受けた読売ジャイアンツ元監督の原辰徳氏も名を連ねる。所属先である相模原ゴルフクラブ(神奈川県)で、ホストアマとして挑む。
野球人生では数々の“日本”が冠された大会を経験してきたが、ゴルフでは初めて。「こういう機会を設けていただいたこと、ありがたく感じております。しかし、どこか遠慮しているような気持ちもあるのですが、ベストを尽くしたいと思っています」と意気込みを語る。
シニアツアーには過去にも出場経験があり、昨年10月の「ファンケルクラシック」以来となる参戦。この日は親交の深い横尾要と18ホールをプレーした。普段から相模原GCで腕を磨いているが、「ティショットをフェアウェイにおけたらな、というのはありますね。やっぱりラフに入ってしまうと、なかなか我々は経験したことがないような…」と、メジャー仕様のセッティングに警戒心を強めている。
ゴルフは週2回ほど練習に励んでおり、今年は「関東シニアゴルフ選手権」、「関東ミッドシニアゴルフ選手権」に出場し、2大会とも10月序盤に行われる決勝ラウンドに進んでいる。「アマチュア競技ではありますけど、競技は面白いですね。とても面白い。僕ら、団体スポーツでというものをずっとやってきたもんですから。(ゴルフも)広い意味では団体スポーツではあるけれども、違った形の個人戦というのは、非常に新鮮です」と第二のアスリート人生を楽しんでいる。
予選ラウンドの組み合わせは、国内男子ツアー通算16勝、シニア2勝の伊澤利光、国内シニア通算24勝に加え、アジアンツアー10勝を誇るプラヤド・マークセン(タイ)という注目組に入った。「世界を代表する選手と一緒に回れるのはありがたいこと。足を引っ張らないようにと思いながらも…、図々しくプレーをさせていただきたい、という気持ちもあります」と笑みを浮かべる。
今大会への想い。それは「少しでも、スポーツ界、ゴルフ界、日本国のために、エネルギーみたいなものを発することができたらありがたいなと思います」。67歳の挑戦は、きっと多くの人たちに勇気を与えるに違いない。(文・高木彩音)
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