酪農学園大学が最先端のロボット牛舎を新築中 未来型酪農を実践的に学べる環境を提供
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酪農学園大学(北海道江別市)は、最先端の「ロボット牛舎」の新築計画を進めている。新たな牛舎には、自動搾乳ロボットをはじめ、ミルククーリングシステム、給餌ロボットや除糞ロボットなど、AIやICTを駆使
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酪農学園大学(北海道江別市)は、最先端の「ロボット牛舎」の新築計画を進めている。新たな牛舎には、自動搾乳ロボットをはじめ、ミルククーリングシステム、給餌ロボットや除糞ロボットなど、AIやICTを駆使した最先端技術を導入予定。2026年5月の完成を目指している。
現在の牛舎は2000年11月の竣工。8月に解体工事が始まっている。四半世紀ぶりに更新される新たな牛舎は、現在の育成舎等を解体した場所に建設される。
ロボット牛舎では、AIやICTを駆使した最先端技術により、省力化と効率化を図る。同時に、学生が未来型酪農を実践的に学べる教育環境の整備を目指す。また、ロボット牛舎の完成後には、子牛を飼育する哺育舎を建設。哺育舎には自動哺乳機(カーフフィーダー)を導入予定。国際的な「動物福祉」(アニマルウェルフェア)の潮流に対応し、科学的根拠に基づく快適な飼養環境を実現する。
2026年4月に「農環境情報学類」を開設予定の同大。ロボット牛舎を中核的な教育・実習施設としていくという。同大は、「昨今さまざまな課題に直面している『酪農』を『楽農』へと転換することを目指している。最先端の施設を整備するだけではなく、建学の精神に基づいた実践的な学びを提供することで、未来の地域と農業の創造に貢献できる人材養成を続けていく」としている。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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