YouTuber鬱くんが双極性障害を告白 元相方への焦燥と酒浸りの日々を経て再起を宣言
9月5日、YouTuberの「鬱くん」(登録者数38万人)がチャンネルを更新し、双極性障害(躁うつ病)になっていたことを告白しました。
鬱くんが双極性障害を告白
鬱くんは、透き通った低音イケボが特徴の歌い手兼YouTuberです。活動名が「鬱」なのはあくまでもキャラクター設定とされていましたが、今回の動画で、2022年に双極性障害を発症していたことを明らかにしました。
鬱くんは、「今年の上半期までは正直終わってた」ものの、「今は全然なんとかなってる」として、「克服というか、してなかったらこの動画投稿してないんで」「ご安心ください」とファンに呼びかけました。
視聴者を笑わせたい気持ちがあるという鬱くんは、病気を公表することで笑ってもらえなくなることを心配して、これまで公表を避けてきたとのこと。それでも公表を決めたのは「活動に本気になったから」だといい、目標や夢を叶えるのに、自分を全てさらけ出したいという気持ちが生まれたからだと説明しました。
鬱くんはかつて「まぜ太」(登録者数96万人)とのコンビ「鬱まぜ」として人気を集めていましたが、2022年8月、まぜ太が「AMPTAK×COLORS(アンプタックカラーズ)」(同110万人)を立ち上げたときにはメンバーに参加しませんでした。同年10月には、まぜ太と鬱くんの双方が、気持ちのズレがあったことを告白しています。
アンプタックカラーズは、2024年には歌い手グループとして最速で日本武道館ワンマンライブを開催するなど、その後大活躍。一方、鬱くんは「すとぷり」(同384万人)の「ころん」(同156万人)のプライベートを暴露した後、それが虚言だったと告白する騒動を起こしたほか、活動も長期に渡って休止していました。
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毎日記憶がなくなるほど酒を飲む生活
鬱くんは、まぜ太の名前こそ出さなかったものの、数字が落ち込む中で、一緒に活動していた“相方”が離れてしまったことに言及。「あいつはどんどん夢を叶えていってるのに対して、俺はどんどん落ちていって金もなくなって酒に溺れて」と、すさんだ生活を送っていたことを告白しました。
どこに行っても相方と比べてしまい、「逃げ場はないんだ」「この気持ちを克服するには、相方を抜かすか死ぬしかないんだみたいな、究極の選択に迫られてて、当時何も手につかなくなっちゃって、糸がプツンと切れたように(活動を)やめましたね」と振り返った鬱くん。
毎日記憶がなくなるほど酒を飲む生活を送る中、2~3カ月前にPCが故障。新しいものを買うには50万円もかかるため、「もうやめよう」と思ってチャンネルをオークションに出品したのだとか。結局、知人に高額で譲渡することになったものの、その直前に心変わりしたそうです。
てっぺん取って大逆転してやるぞ
そのきっかけは、2~3年前に当時大好きだった元カノから最後に送られたメッセージを読み返したこと。そこには、これからは自分ではなく「リスナーを幸せにして」と書かれており、鬱くんは号泣してしまったそうです。インスタグラムを見れば、小学校の同級生が結婚して子どもを儲けているのを知り、自分がもう大人の年齢であることを認識するとともに、YouTubeでお金を稼ぐことの特別さを再確認したという鬱くん。
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「死ぬ気で死ぬまでやってやろう」「ガチでこの終わってる状況から、抜け出してって、てっぺん取って大逆転してやるぞ。あのとき目指していた夢や目標を叶えに行きたい」と心から思ったそうです。鬱くんは、借金してPCを用意。酒は月イチまで減らし、考え方や生活習慣まで全て変えたとのこと。夢にも出てくるほどだった相方への気持ちも乗り越えられたようで、「心が軽い」と晴れやかに語ります。
「人生マジで終えてやろうかなと思うぐらい終わってたんすけど」と告白しつつ、「俺は俺の活動で、俺は俺の人生で、これからの道飾っていこうと思うんで、そこをね、応援してほしいです」とファンに呼びかけ、最初の目標として「まずは(登録者)100万人行きます」と宣言しました。
コメント欄では、「自分でメンタル安定させる努力してるの偉すぎるし、それだけ活動に本気なんだって伝わってくる!祝開国」「これからも、応援するので無理しないでください」「どんなうつくんでも着いて行きます」など、応援の声が多数寄せられています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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