日大が団体アベックVへ前進 ゴルフのパンパシフィック大学スーパーリーグbyNIGITA 第2日
ゴルフのパンパシフィック大学スーパーリーグbyNIGITA第2日は3日、静岡県三島市のグランフィールズCC(男子7219ヤード、パー71、女子6164ヤード、パー71)で行われ、団体は男女とも日大が首位に立ちアベック優勝に前進した。男女混合の個人は、3位から出た田村軍馬選手(東北福祉大)が63と伸ばし、通算13アンダーの129で独走態勢となった。

台風の影響による強い雨に見舞われ、プレー中断もあった。厳しい条件の中、男子団体で連覇を狙う前日2位の日大は、隅内雅人選手が67、日米の女子ツアーで実績を挙げている岩井姉妹の弟、岩井光太選手が69をマークするなどスコアをまとめ、チーム5人のうち上位4人の合計スコアを通算15アンダーの553に伸ばした。この結果、前日トップの東北福祉大を逆転し、4打のリードとなった。
東北福祉大は田村選手に続き、志村由羅選手も連日の60台を並べたものの、前日個人3位の矢野仁貴選手が77と崩れるなどスコアをまとめられなかった。ことし7月の日本アマチュア選手権を制した佐藤快斗選手が、背中痛のため棄権したことも痛かった。
3位早大、4位ロングアイランド大、5位ケント州立大、6位メイヌース大と続いた。
女子団体は前日2位の日大が、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)との前日の5打差を逆転し、通算3アンダーの565で1打リードを奪った。
雨の中、身長149センチの倉持凪選手が健闘。最終18番でグリーンを外しながら残り15ヤードを1メートルに寄せてしぶとくパーを拾った。同組のUCLA選手が短いパーパットを外し、両選手の最後のホールが明暗を分けた。

倉持選手はこの日72。個人戦では前日のトップから3位に後退した。「緊張して力みすぎたと思う。でも最後に難しいパットを沈められた」と満足感ものぞいた。
3位はUCLAに1打差で明大がつけた。4位福井工大、5位東北福祉大、6位大手前大と続いた。
個人戦の田村選手は昨年の日本学生選手権を制した実力派。正確なアイアンショットを生かし、ボギーなしの8バーディーを重ねた。1番でピンそば30センチ寄せてバーディー発進い、最後まで安定した組み立ては崩れなかった。愛媛県出身の21歳。「ショットがよかった。世界を見据えて、大学の先輩の松山(英樹)さんに近づけるように頑張りたい」と抱負を語った。
7打差の2位は小林翔音(日大)。さらに1打差の3位に志村、女子の倉持と茶木詩央(明大)ら5人が並んだ。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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