滋賀県高島市で「たかしま広報部」がメンバー募集高島の魅力を市内外に発信し関係人口創出へ
琵琶湖の北西に位置する滋賀県高島市に東京から移住した主婦・田中可奈子さんが2017年4月に開設した地域情報サイト「たかしまじかん」が、初のクラウドファンディングで200%を達成し、サイトをリニューアルする。それに伴い、「たかしま広報部」を立ち上げることになり、メンバーを募集している。
夫の転勤を機に、東京から滋賀県高島市へ移住した田中さん。2014年当時、まだネット上の情報も少ない中で孤独な子育て生活を送っていたという。しかし、少しずつ地域の人たちとつながることで、人を通して高島市の魅力を知ることができるようになり愛着を深めていく。そんな自身の経験から、「今度は自分が情報を伝える側になろう」と決意し、移住から2年後に自ら現地取材をして記事を書く地域情報サイト「たかしまじかん」を開設した。サイトの認知度は5年目あたりから徐々に高まり、閲覧者たちから好評を得てきた。
SNS発信が加速したコロナ禍以降、更新が滞り、一時はサイトの閉鎖も検討。そんな中、2024年に高島市が消滅可能性都市となり、情報発信のあり方について、「単なる情報発信だけではなくその背景にある人や物語、つながりを伝えることで、観光で訪れる人や、通り過ぎていく人にも高島の魅力をもっと感じてもらえるのではないか」と考え直した。2024年にPR会社「合同会社core」を設立し、2025年5月にクラウドファンディングを実施。その結果、目標の200%を超える支援と応援メッセージが寄せられ、現在、今秋の公開に向けてサイトのリニューアルに取り組んでいる。
高島市内には移住者や二地域居住によって個人開業が増えており、地元の人たちも合わせて、各分野で魅力を発信する人たちが増えているという。「たかしま広報部」では、高島市の人・お店・企業などを取材した記事を「たかしまじかん」で掲載。高島の魅力を市内外・県外へと届け、関係人口の創出につなげていくことを目指している。部員の年齢やスキルは不問、ネットで連絡が取れる誠実な人を募集している。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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