「全部消えた…」iPhone/iPad売却時のデータ移行トラブル、3割が経験
スマホの買い替えや機種変更の際に必要になるのがデータ移行です。キャリアの乗り換えがない場合はショップの店員がサポートしてくれますが、格安SIMへの移行や、中古品でも安く買いたい、下取りより高く売りたいといった場合は、自分でバックアップやデータ移行を行う必要があります。しかし実際には「うまく移行できなかった」「設定がわかりづらい」といった声が多いようです。では、どんな苦労があるのでしょうか。売却経験者の声を見てみましょう。

およそ3人に1人がデータ移行で困ったことがある

NEXERとダイワンテレコムは、2025年7月から8月にかけて、iPhoneやiPadを売った経験がある全国の男女73人に、データ移行に関する調査を行った。
データ移行で困ったことはあったかの調査では、売却経験者の31.1%が「あった」と回答した。困った内容を見てみると、「手順が難しい(40代男性)」「全てのアプリがうまく移行できなかった(50代女性)」「1人では対応しきれなかった(50代女性)」といった声が目立った。また、「回線解約後に操作できなくなった(60代男性)」「データが完全に残らなかった(60代女性)」など、望まぬトラブルも多く見られた。このような意見から、データ移行を1人で進めることはリスクが大きく、入念な準備と注意が必要だとわかる。
「全てのデータが消えた」人も。データ移行はどんなことに気をつけておくべき?

データ移行はスムーズにできたと思っても、移行後にトラブルがみられるケースも。データ移行後にトラブルはあったかの調査では、13.1%が「あった」と答えた。トラブルの詳細を見ると、「全データが移行されていなかった(40代女性)」「エラーやフリーズが発生した(50代男性)」「IDとパスワードが使えなくなった(60代男性)」「アプリが正常に作動しない(60代女性)」などが挙げられた。なかには、手間をかけて移行を行ったにもかかわらず、「全てのデータが消えた(60代男性)」という人も。
スマホの買い替えや格安SIMへの移行は、コスト面や選択肢の広がりといったメリットがある一方で、自分で進めるからこそ、データ移行時は特に慎重に進めることが大切だ。トラブルを防ぐには、事前準備や、公式ガイド、サポート情報などを確認しておくといいだろう。一つずつ確実な手順を踏み、納得のいくスマホライフを手に入れよう。
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)
記事提供元:スマホライフPLUS
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