ザンドラ・ヒュラー特集決定。日本初公開3本を含む7本上映&初来日トークショー実施
「ありがとう、トニ・エルドマン」(2016/マーレン・アーデ監督/第89回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、「落下の解剖学」(2023/ジュスティーヌ・トリエ監督/第76回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞)、「関心領域」(2023/ジョナサン・グレイザー監督/第96回アカデミー賞国際長編映画賞・音響賞受賞)などで脚光を浴びてきたドイツの名優ザンドラ・ヒュラー。その出演作をまとめて上映する〈特集・ザンドラ・ヒュラー ──変幻する〈わたし〉のかたち〉が、10月3日(金)〜10月16日(木)にYEBISU GARDEN CINEMAで開催される。キービジュアルと予告編が到着した。
作品ラインナップは「落下の解剖学」「関心領域」「ありがとう、トニ・エルドマン」、そして「希望の灯り」(2018/トーマス・ステューバー監督/第68回ベルリン国際映画祭出品)、さらに「エリザベートと私」(2023/フラウケ・フィンスターヴァルダー監督)、「二対一 東ドイツ通貨統一の夏に発見した大切なこと」(2024/ナーチャ・ブルンクホルスト監督)、「レクイエム」(2006/ハンス=クリスティアン・シュミット監督/第56回ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)受賞)という日本劇場未公開の3本を加えた全7作。
また、特集に合わせて初来日するザンドラ・ヒュラーを招いてのトークショーなども決定している。ジャンルを横断して観る者を魅了し続ける、その演技を堪能したい。
★ザンドラ・ヒュラー初来日記念 特別トークショー
10月5日(日)13:00からの「レクイエム」上映後
※司会・聞き手:月永理映(映画ライター)
※チケットは9/25(木)0:00(=9/24の24:00)より販売
★開催記念イベント
10月3日(金)19:00からの「二対一」上映後|吉川美奈子(字幕翻訳者)
10月6日(月)19:00からの「エリザベートと私」上映後|村上由鶴(写真研究・美術批評・『アートとフェミニズムは誰のもの?』著者)
10月8日(水)19:00からの「希望の灯り」上映後|松永美穂(ドイツ文学者、翻訳家、早稲田大学文学学術院教授)
ザンドラ・ヒュラー|Sandra Hüller
1978年、旧東ドイツ・ズール生まれ。ベルリンの名門・エルンスト・ブッシュ演劇芸術大学で学び、舞台俳優としてキャリアをスタート。2006年『レクイエム』でベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞し、映画界に鮮烈な印象を残す。以後『ありがとう、トニ・エルドマン』(2016)など国際的評価を受ける作品に出演。2023年には『落下の解剖学』『関心領域』の2作で主演を務め、カンヌとアカデミー賞を席巻。ドイツを代表する俳優。
〈特集・ザンドラ・ヒュラー ──変幻する〈わたし〉のかたち〉
主催:ゲーテ・インスティトゥート東京
共催:German Films
企画協力:サニーフィルム
公式サイト:https://www.goethe.de/ins/jp/ja/kul/nlk/san.html
記事提供元:キネマ旬報WEB
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