ローバルが開発成功!水性で混合不要な「1液型水性有機系ジンクリッチペイント」
更新日:
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
ローバル株式会社が、水性でありながら混合作業が不要な「1液型水性有機系ジンクリッチペイント」の基本技術開発に成功しました。
概要
会社名: ローバル株式会社所在地: 大阪市中央区北浜1-1-21 第二中井ビル6F
代表者: 代表取締役 田中 孝篤
創業: 1955年7月
事業内容: ジンクリッチペイントの製造・販売
URL: https://www.roval.co.jp/
開発背景:業界のジレンマ
業界が長年向き合ってきたジレンマは、溶剤系塗料と水性塗料の問題でした。溶剤系塗料は作業性・経済性に優れているが、環境への影響や作業者の健康への懸念点である揮発性有機化合物の排出や強いシンナー臭が問題でした。水性塗料は環境にやさしい一方、現場で塗料液や硬化剤、粉末を混合することや許容時間の制限が課題でした。技術革新のポイント
ローバルの新技術は、これらのジレンマを解決します。亜鉛粉末と水が反応し、水素ガスを発生させたり、塗料性能を劣化させることを抑える技術は、革新的な独自技術を用いることにより、水素ガス発生を抑制しつつ、亜鉛本来の防食性能を最大限に引き出すことに成功しました。新技術の詳細
新技術によって、水素ガス発生抑制と防食性維持の両立という高い壁を越えました。水性ジンクリッチペイントでは、水と亜鉛の反応を抑制すると防食性能が損なわれるという二律背反の課題を、独自の技術アプローチにより解決しました。まとめ
ローバル株式会社は、この新技術を基に、2026年度中の製品化を目指します。これにより、建設・インフラ業界の労働環境の改善と生産性向上を支援します。そして、鉄構造物の長寿命化を実現し、持続可能な社会への貢献を目指します。記事提供元:prenew 最新のニュース一覧
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。