トランプ関税でスマホ値上げ懸念…“リファービッシュ支持”が拡大中
トランプ関税の影響を受け、世界各国の市場が動揺している。そのようななか、2025年4月にはスマホやPC機器が追加関税の対象から除外されると発表された。とはいえ、安心できるかどうか、この先はまだ不透明だ。Back Market Japanは「関税によるスマートフォンの価格高騰に関する意識調査」を実施し、関税政策によってスマホ価格が上昇した場合に消費者がどのように対応するのかを明らかにした。

スマホの価格が高騰した場合の対応「リファービッシュ品・中古の購入を検討」約4割

世界最大級のリファービッシュ電子機器に特化したマーケットプレイスであるBack Market Japan株式会社は、2025年7月に、全国の20代~60代の男女1,000人を対象に、「関税によるスマートフォンの価格高騰に関する意識調査」を実施。
米国トランプ大統領の関税政策によるスマホ価格への影響について、「今後さらに価格が上がると思う」「購入をためらう要因になると思う」「一部ブランドでは価格が上がると思う」といった声が挙がった。

万が一、スマホの価格が今後上昇した場合、どのような対応をするのか尋ねると、「リファービッシュ品のスマホを検討する」(26%)、「中古スマホを検討する」(12%)と、約4割が新品以外の選択肢を検討していることが判明した。価格の高騰が続くなかで、高い品質が担保されコストパフォーマンスに優れたリファービッシュ品のスマホや、安い中古スマホへのニーズが広がっていることがうかがえる。
リファービッシュ品のスマホと中古スマホ、それぞれの印象は!?

リファービッシュ品のスマホと中古スマホの印象をそれぞれ質問したところ、「整備履歴が明らかで安心」(リファービッシュ:9%、中古品:3%)、「傷や汚れが少ない」(同9%、6%)、「バッテリー性能が新品に近い(同10%、4%)」など、リファービッシュ品のスマホが中古スマホを上回る評価となった。

また「傷や汚れが気になる」(中古品:36%、リファービッシュ:20%)、「保証の不安」(同25%、14%)、「バッテリー状態がわからない(同55%、36%)」といった結果に。もともと誰かに使用されていたことが前提となっているためか、ネガティブな印象は中古スマホに多く、両者のイメージに差が見られた。
リファービッシュスマホは新品より価格が安く、点検や整備が施されているため状態も良好。また資源消費を抑え、環境負荷を低減するサステナブルな選択肢でもある。中古スマホ市場は品数が豊富で、未使用品や新品同様の端末、販売終了となった人気機種を購入できるといったメリットもある。今後の買い替えやサブ機購入の際には、新品以外のスマホも十分に検討に値するだろう。
※サムネイル画像(Image:Yalcin Sonat / Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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