ヤマハの新クラブが女子ツアーで“評判◎” 「縦のズレがめちゃくちゃ減った」とプロが感動した一本は?
<CAT Ladies 事前情報◇21日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6652ヤード・パー72>
ヤマハが新たなクラブを、女子ツアーの会場に投入している。1W、FW、UT、アイアンの一式なのだが、選手たちの反応も上々だ。
その1Wには『DD1』、『DD2』という名が刻まれており、2つのモデルが作られた。その違いなどをメーカー担当者に聞いても、まだ詳細が伏せられるほどの最新作。ただ性能には自信満々。実際、先週の「NEC軽井沢72ゴルフ」から本格的なテストが開始されたのだが、“即投入”を決める選手も登場している。
それが、地元大会を戦う髙木優奈だ。髙木はドライバー以外に新たなUTと7Wも投入済み。ドライバーについては、「スピンが入って、球がしっかりと上がる。曲がり幅も少なくなって、安定していますね」とすでに信頼感も芽生えている。まだ投入から2週目とあって、試合での結果も踏まえさらなる調整を進めていく。
このラインナップのなかで、特に髙木が「一番のお気に入り」と話すのが、5番、6番と2本投入したUTだ。「縦距離のズレがめちゃくちゃ減って、球は上がるし、しっかりグリーンを狙えます」と、それを眺めながらニッコリ。アイアンのようにチャンスを作れる性能にすっかり惚れ込んでいる。
さらに7Wも「球を上げやすい」というのは共通した印象。このフェアウェウッドはツアー通算1勝の永井花奈も3番、4番、5番を投入し、8年ぶりの優勝を目指すための相棒にしている。話を聞いていると、今回のラインナップはどんな場所からもしっかりとピンを意識できそうな仕上がり。髙木も「操作性が(以前のモデルに比べ)さらに上がりました。使うたびに信頼度が増しています」と言葉に力を込める。
小田原市出身の髙木にとっては、今週の大会は“超地元コース”で行われる。開幕前までは車で40分ほどにある自宅から通い、リラックスしたなかで調整を続けてきた。「応援しに来てくれる人もたくさんいますし、地元を盛り上げたいです」。精度の高いショットで、大歓声を引き出したい。(文・間宮輝憲)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。