ウェス・アンダーソン「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」、劇中の美術品を紹介する映像公開
ウェス・アンダーソン監督がベニチオ・デル・トロを主演に迎え、大富豪ザ・ザ・コルダと一人娘による旅を描いたクライム・ファミリー・コメディ「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」が、9月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国で公開される。劇中に登場する原物の美術品を紹介した映像が到着した。
本物にこだわりたいという監督の意向により美術館などから借り出されたのは、ルネ・マグリットの《赤道》やピエール=オーギュスト・ルノワールの《青い服の子供(エドモン・ルノワール)》をはじめとする絵画の数々、そして彫刻など。どれも収集家であるザ・ザ・コルダの感情を暗示し、物語に作用していく。「予想通り複雑で手間がかかりましたが、たいへん気に入っています。ザ・ザのコレクションに命が吹き込まれました」(ウェス・アンダーソン)

Story
1950年代の“現代の大独立国フェニキア”。6度も暗殺されかけた大富豪ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)は、国のインフラを整備する〈フェニキア計画〉に奔走していたが、妨害により財政難に陥る。そこで疎遠だった修道女見習いの一人娘リーズル(ミア・スレアプレトン)を後継者に指名し、共に旅することに。その目的は、資金調達と計画推進、そしてリーズルの母の死の真相を突き止めることだ。
次々と現れる暗殺者や裏切り者をかわしつつ、出資者らと駆け引きを重ねる中で、父と娘の冷え切った関係は変わっていく。果たして目的を遂げ、“本当の家族”になれるのか──?
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配給:パルコ、ユニバーサル映画
記事提供元:キネマ旬報WEB
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