「前田敦子さんは静かな方かと思っていたら、明るくて可愛らしかったです」AKB48新井彩永と花田藍衣が明かすレジェンドメンバーとの交流
左から花田藍衣、新井彩永
AKB48の66thシングル『Oh my pumpkin!』が8月13日に発売! 今作はAKB48 20周年記念シングルということで、前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、指原莉乃らレジェンドOGや海外の48グループメンバーが参加する豪華版。ということで、今回選抜メンバーに初選出された18期生・新井彩永(あらい・さえ)と、2度目の選抜入りとなる19期研究生・花田藍衣(はなだ・めい)のふたりに、シングルの裏話やこれからのAKB48などについて語ってもらった。
――新井さんは選抜入りをどのタイミングで聞いたんですか?
新井 全体に発表されたのはオンラインミーティングだったんですけど、その直前ぐらいに事務所に呼び出されて、スタッフの方から「次のシングル選抜です」って言われました。カメラが回っていたんですけど、そのときは驚きすぎてどうしたらいいかわからなくて。
でも全体で発表されたときは同期と一緒にいて、みんなが「おめでとう」って言ってくれて、そこですごい実感が湧いて、嬉しいなって。同期は泣きそうなぐらい喜んでくれて。でも私が普通の感じでいたら、「さえちゃん泣いてよ!」って、言われちゃいました。
――花田さんは2度目の選抜メンバー入りですが。
花田 前作は自信がないまま終わってしまった気がして、次に入れるか不安だったので、名前を聞いた瞬間はうれしくて息が止まりそうでした。その日は父が迎えに来てくれていて。「選抜に選んでもらったよ」って報告したら、普段はあまり感情を出さないんですけど、泣いて喜んでくれて。私もそれにつられて泣くみたいな。
――いい話ですね。今回はOGと海外メンバーが参加しています。
新井 OGの方と同じレッスン場にいるのが信じられないことだなって。でも、気さくに話しかけてくださって、一緒にひとつの作品を作り上げている感覚がありました。
あとは『音楽の日』(TBS)で『ポニーテールとシュシュ』を一緒に披露したんですけど、リハーサルでは、当時のことを思い出しながら教えてくださったり。新曲の中にも『桜の花びらたち』だったり、今までの曲の振り付けが入ったりするので、細かい部分まで高橋みなみさんが中心となってレクチャーしてくださいました。
――さすが元総監督ですね。他のOGはどうだったんですか?
花田 私は『Oh my pumpkin!』のラストで、前田敦子さんと小栗有以さんの間でポーズするんですけど、『音楽の日』のリハでは申し訳なくて、あまり前に行けなかったんです。そしたら前田さんが「もっと前に出て近づいていいよ」って言ってくださって。ここにいていいんだって救われた気持ちになりました。
あと、前田さんって静かなイメージがあったんですけど、すごい明るい方だなって。OGの中でお話しされてるときは、ずっとニコニコしていらっしゃって。
新井 加入前から前田敦子さんが憧れの存在だったんですけど、すごくお茶目というか、可愛らしい方だなと。振り付けとかも「ここはもっと可愛くやりたい!」とか言っていて。
――憧れの人とは話せました?
新井 しゃべれてないんです。『言い訳Maybe』で前田敦子さんのポジションをさせていただいたり、野菜シスターズの前田さんのトマト衣装もお借りしてるので、なんとかお話したいです。
――小嶋陽菜さんはどうでした?
花田 もう小嶋さんワールドなんですよ。可愛いなぁって思う瞬間もたくさんあって。リハでも小嶋さんが話し始めたら、全員が注目して「そうだよねー」って、ダンスの先生もその雰囲気に飲み込まれて。
新井 すっかり小嶋さんのペースになって、先生が「今、何番(のポジション)、次、何番」とか言っていて、小嶋さん専属になっちゃっていたり。言葉数が多いわけじゃないのに爪痕を残すというか。その空気感がすごいなって思いました。
――じゃあ指原さんは?
花田 私はインスタをすごいチェックしていて。投稿する画像だったり、文章も全部好きで、文字から伝わる面白さというか、そういうのが本当にすごいなと思うし。トーク力でも憧れの先輩ですし。
――話せました?
花田 はい。差し入れにカムジャパンって、韓国のお菓子を差し入れしてくださって。指原さんの影響で知ってたので、「ウワサのやつですね」って話しかけて。「YouTube見てます」だったり「インスタ見てます」とか。
指原さんはリハ中にシーンってなったときに、笑いを起こしてくださるんですよ。ささいなところでもたくさん気を配ってくださるのがすごくて、さすがだなって。
新井 指原さんは私が初選抜なことを知ってくださっていて。「音楽の日」のときに「緊張する?」みたいな感じで話しかけてくださって。しゃがむシーンがカメラに抜かれるんですけど、「そこで渾身のしゃがみ見せてね」とか、「短い秒数でもいかにカメラに爪痕を残すかが大事だよ」とか。いろいろアドバイスをくださいました。
――海外メンバーはどうでした?
花田 言葉が違うので、どう仲良くなればいいんだろうって最初は戸惑っていたんですけど、同じ48グループなので、知ってる曲を一緒に口ずさんだり。拙(つたな)い英語で話しかけたり。でも彩永さんは普通に会話ができていてすごいなって。
新井 レッスンのときとか、先生が「こういうふうに移動してね」とか日本語で言うんですけど、通訳の方が毎回近くまで来れないから、その場で通訳したり。OGの方のアドバイスとかは、私たちに響くものばかりだったので、それを海外のメンバーにも伝えたり。海外のコもすごく頼りにしてくれて、「このコにこれを言いたいんだけど」って、日本語にしてあげたり。
あと、向井地(美音)さんが、「努力は必ず報われる」って言葉を海外メンバーに教えていて。たかみなさんがいらっしゃったときに、みんなで「ドリョクハー カナラズー ムクワレル」って言って。たかみなさんは、「もう、また変なのやって~」みたいな(笑)。
でも海外メンバーは、キャプテンだったり、歴で言うと私より先輩が多くて。それぞれのグループで活躍されているので、私たちも新しい刺激を受けましたね。
――改めて今のAKB48の良さとかすごさってありますか?
花田 私は加入してまだ1年半なんですけど、ひとりひとりが個々のお仕事だったり、劇場公演だったり、いろんなところで活躍していて、それぞれの魅力が見えるようになってきたなって。個性を活かしてみんなで一緒に作り上げていくというのが今のAKB48なので。そこを見ていいなと思ってくださったら、嬉しいです。
メンバー全員が本当に可愛いし、パフォーマンスもダンスも力を入れてますし、AKB48といえば昔のAKB48を連想するのではなく、今のAKB48を真っ先に連想していただけるように、頑張りたいなって思ってます。
新井 今のAKB48の強いところは、全員が東京ドームという1つの夢に向かって走っているところかなって。今回のシングルにOGの方や海外メンバーが参加して、一緒に盛り上げてくださっているんですけど、現役のメンバーがそこに甘えてちゃいけないなって。ひとりひとりの活躍が全体の活躍につながると思います。
――あらためて意気込みを聞かせて下さい。
花田 目標でもあった二作連続の選抜メンバーに選んでいただけて本当にうれしいですし、このチャンスを無駄にせず、AKB48を代表するような人になりたいと思っています。
グループとしては、これから始まる全国ツアーや年末の日本武道館公演を、ファンの皆さんに楽しんでいただけるように準備しています。このAKB48の熱量がもっとたくさんの方に伝わるように、グループ一丸となって頑張っていきたいなって思ってます。
新井 今回のシングルはグループにとって、特別で大切なチャンスになると思っていて。OGの方や海外メンバーがいることで、触れてくださる方がたくさんいらっしゃると思うので。そういう方にも改めて今のAKB48の良さを知ってもらえるように、私自身も英語だったり、自分の強みを生かして、その役割を担っていきたいと思いますし、グループ全体としても66枚目のシングルを盛り上げて、全国ツアーと武道館公演を成功させて、そこからさらに東京ドームを目指して走っていけるように頑張りたいなと思います。
●新井彩永(あらい・さえ)
2005年10月5日生まれ 東京都出身
身長162cm 血液型=B型
Nickname=さえちゃん
公式X【@saechan_akb48】
公式Instagram【@saechan_akb48】
●花田藍衣(はなだ・めい)
2005年6月5日生まれ 神奈川県出身
身長152㎝ 血液型=O型
nickname=めいめい
公式X【@mei_hanada】
公式Instagram【@mei_hanada】
取材・文/関根弘康 撮影/後野順也
記事提供元:週プレNEWS
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