“ふしぎな優勝”で獲得した『明治製品10年分』 河本結の使い道は「子どもたちに寄付を」
<北海道meijiカップ 最終日◇10日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6642ヤード・パー72>
首位と4打差で出た河本結が1イーグル・3バーディ・1ボギーの「68」をマーク。トータル9アンダーで逆転し、昨年の「NEC軽井沢72ゴルフ」以来となるツアー3勝目を果たした。
「うれしい。そのひと言ですね。優勝が決まった瞬間はふしぎな感じでした。今季は調子が良くない状態で、チャンスもそんなに多くなかった。気づいたら『勝っちゃった!』という感じ。ふしぎな優勝でしたね」と笑顔を見せた。
今大会の優勝で賞金1620万円を獲得。さらに、副賞として特別協賛の明治グループから『明治製品10年分』、協賛のカーセブンからスズキの『ジムニーシエラJC』が贈られた。明治製品10年分の使い道について尋ねると、「事務所と相談して、恵まれない子どもたちに寄付をしようと思っています」と即答。この寄付は優勝する前から「決めていた」と明かす。
その理由については「もっとゴルフの魅力を発信していきたいという思いが根底にあります。ゴルフの面白さや楽しさを届けるきっかけになれば。(日本女子プロゴルフ協会が)スナッグゴルフなども行っていますし、誰かの“ちょっとのハッピー”につながることをしていきたい」と話した。
明治製品にはお菓子やアイスのほか、栄養食品や乳製品なども含まれる。子どもたちにとって、間違いなくうれしい贈り物になるだろう。
将来的にはジュニアゴルファーの育成にも意欲を示す。「現役のときは、自分のやるべきことは成績を出すこと。うまくスケジュールを作れたら(ジュニア育成を)やりたい。いつかは、めちゃくちゃやりたい」と力を込めた。
また同社は例年通り、選手だけでなくプレスルームにも明治製品を提供。屋外で選手を撮り続けるカメラマンや、プレーに帯同し取材を行う記者たちにとって、多くのお菓子は疲れを癒す“甘いご褒美”となった。(文・高木彩音)
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