"令和の文化財級ボディ"七瀬なながグラビアと女優としての現在地を語る「ドラマで演じる役は、いまのところ全部悪役なんですよ(笑)」
昨年レースクイーンを卒業し、女優として新たなキャリアを歩み始めた七瀬なな(ななせ・なな)。今年5月に発売された『週刊プレイボーイ』には5度目となる撮り下ろしグラビアが掲載され、しかも初となる表紙・巻頭グラビアを鮮やかに飾った。
その際にリリースされたデジタル写真集『HORIZON』が2025年1月期の「週プレ グラジャパ!」デジタル写真集マンスリーランキングで見事1位に! しかも前々作『刺激的に照らされて』(2024年5月)、前作『Adventure~prologue』(2025年1月)に続く3度目の快挙だった。
そこで、初の週プレ表紙巻頭と『HORIZON』の大ヒットを記念して、週刊プレイボーイの公式YouTubeチャンネルのコンテンツ『デジタル写真集、本人が語ってみた!』に登場してもらった。
『本人が語ってみた!』は、人気女優やタレント、アイドルが、自身のデジタル写真集について撮影エピソードを織り交ぜながら解説するプログラム。このインタビューでは、動画に収録しきれなかった撮影裏話をお届けする。
ーー「グラジャパ!マンスリーランキング」で5月の第1位、おめでとうございます! その1位を獲得したデジタル写真集『HORIZON』は、週プレで初めて表紙・巻頭を飾ったグラビアをまとめた作品。そこで今回の「語ってみた」では、2023年の週プレ初登場から表紙を飾るまで、2年間にわたってリリースした5冊のデジタル写真集について振り返っていただきます。
七瀬 いろんなことを思い出しましたね。そして改めて週プレさんの表紙を飾ることができたんだなって、実感が湧きました。
ーーこんなふうに過去の作品を見返すことはあるんですか?
七瀬 撮影の前は見ますね。撮影中に意識した部分を思い出したり、いまの体型と比較したり。グラビアではつねに新しい自分を見せたいですから。
ーー5冊を見返してみて、自分は変わったと思います?
七瀬 思いますね。デビュー作の『ヒロインは突然に』の自分は、やはり"レースクイーン"ぽいですよね。表情は強めだし、ポージングも力が入っているし。でも、3作目の「パーフェクトな彼女」あたりからはナチュラルというか。笑顔も多くなりましたね。
ーー七瀬さんはどういう経緯でグラビアを始めたんでしたっけ?
七瀬 レースクイーン大賞(現・レースアンバサダー賞)の新人賞を獲った時、所属していたチームの方に週プレさんを紹介していただきました。昔からグラビアを見るのが好きで、いつか自分もやりたいと思っていたので、気合いを入れて顔見せに行きました。
ーーそうして初グラビアを週プレで撮り下ろさせていただいたと。"表紙"を意識し出したのはいつ頃?
七瀬 『パーフェクトな彼女』を出した後くらいですかね。その前作の『刺激的に照らされて』と『ヤングジャンプ』さんのデジタル写真集『7360365』が、グラジャパ!のマンスリーで2ヶ月続いて(2024年4月、5月)1位と2位になったんです。そこで、もしかしたら自分にもチャンスがあるかもと思いました。
ーー表紙を獲るために、何かやったことはあるんですか?
七瀬 レースクイーンやグラビア以外のお仕事をもっと頑張ろうと思いました。それまで以上に多くの方に自分を知っていただき、認めてもらうことが表紙に繋がるんじゃないかなって。もともと女優さんとして活躍したいと思っていましたけど、それがより強くなりました。
もちろん体づくりもより努力しました。グラビアファンに喜んでもらえるような、適度にふっくらしたスタイルにはこだわりました。
ーーしっかり目的意識をもっていたと。ちなみに、今回紹介した5冊の中では一番どれが好きですか?
七瀬 それは選べないですよ~(笑)。全部好きですから。でも強いて言うなら、一番新しい『HORIZON』ですかね。動画でも紹介しましたけど、大きく胸元の空いた赤いドレスのシーンがあるんです。あそこまでセクシーなカットに挑戦したのは初めて。自分の中で、一皮剥けた感触がありますね。
ーー七瀬さん自身はグラビアのどこが楽しいですか?
七瀬 "七瀬なな"を表現できることですね。役者さんとかファッションのモデルさんなども素敵なお仕事だと思いますけど、自分自身を見せることはできないわけで。それだけにやりがいを感じます。
ーーでも、自分を見せるのって難しくないですか? 自分の見せたくない部分も出ちゃうわけだから、恥ずかしさだってあるだろうし。
七瀬 確かに。最初の頃は、自分をキレイに見せたい気持ちがすごくあって、表情のバリエーションが少なくなったりとか、苦労しました。でも自分を俯瞰して見られるようになって、いろいろな自分を表現できることが楽しくなってきましたね。
ーー俯瞰できるようになったのは何かきっかけがあったんですか?
七瀬 徐々にかな。女性の20代前半は何かと変わるんですよ(笑)。
ーー昔からの友達にも「変わったね」って言われます?
七瀬 デジタル写真集全部を買って、毎回感想を言ってくれる、長い付き合いの友達がいるんですけど、彼女によれば素が出ている写真が増えたねって。デビュー作の『ヒロインは突然に』はほんの数枚だけ(笑)。でも最近は大半がそうみたいです。プライベートも知っている友人にそう言われると、すごく嬉しいですね。
ーー最近は縦型ドラマなどへの出演が立て続けに決まったとか。女優業も順調みたいですね。
七瀬 ありがとうございます。でも演じる役はいまのところ全部悪役なんですよね(笑)。
ーー全部が悪役!?
七瀬 はい。異母兄弟の妹をいじめる役とか、社内に彼氏がいるのに社長の愛人をやっている女性の役とか。「なぜだろう?」って思うんですけど、オーディションに行って他の方々に混じると、この中なら私はやっぱり悪役だよなって思っちゃいます(笑)。どうしたってキツそうに見えちゃう。決して可憐なタイプではないですから。まぁ、悪役が好きだからいいですけどね。
ーー七瀬さんは人に意地悪をすることはないんですか?
七瀬 あははは。ないですよ~!(笑)
ーー人に怒ったりとか?
七瀬 基本的には穏やかですけど、たまにイラっとすることはありますよ。こないだなんて駅で堂々と体をぶつけてくる人がいたんです。危ないじゃないですか。最近、体を鍛えるために武道を習っているので、つかみかかろうかと一瞬、思いましたよ(笑)。あ、くどいですけど普段はすごく穏やかですから!
ーーあははは。最後に今後の目標をお願いします?
七瀬 いまは紙の写真集を出したいです。しっかり写真を撮って、いまの自分を見せられたらいいなって。そしてこれからも止まることなく成長を続けていきたいと思います。ずっと暖かく見守っていただければ嬉しいですね。
●七瀬なな(ななせ・なな)
2000年1月27日生まれ 福井県出身
身長166㎝ B90 W58 H88
○「日本レースクイーン大賞2022」新人部門グランプリ。現在は女優として活動中。ショートドラマ『カウントダウン~黒社会爆発~』(DoraReel、Reelshort、Snackshortで5月28日(水)から配信)に北条美蘭役で出演。RISEラウンドガール「R-1SE Force2025」メンバー。
公式X【@nna_nanase】
公式Instagram【@nn.nanase】
【大増量】 『HORIZON』 七瀬なな 撮影/熊谷貫 価格/1,650円(税込)
取材・文/大野智己 撮影/まくらあさみ スタイリング/鈴木麻由 ヘア&メイク/浦谷すずな(JULLY)
記事提供元:週プレNEWS
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