平均飛距離は30代でも10ヤードアップ 木戸愛が実践する“ジャンボ尾崎”の助言とは【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました!毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は30代になって平均飛距離を約10ヤード伸ばした木戸愛です。
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先週の「資生堂・JALレディス」で5年ぶりに優勝を遂げた永峰咲希と名勝負を演じた木戸。プレーオフで敗れて自身13年ぶりの優勝とはならなかったが、6季ぶりのシード復活に向けて大きな1戦となった。
2019年に8年守ったシード権を手放した木戸は、復活の糸口をつかめず、23年にはメルセデス・ランキング(MR)99位に沈んだ。そして同年のQT後、変革を求めてジャンボ尾崎の門下生に。すると24年はキャリア初の平均ストローク72を切る71.7562をマークした。シード権こそ逃したがMRは54位。今季の前半戦出場権を獲得するなど、確実に“ジャンボ効果”が成績につながっている。
そんな“師匠”ジャンボからは「思い切り振れ」と進言されているが、実際、門下生になってから飛距離が飛躍的に伸びた。23年の平均飛距離は231.31ヤードだったが、35歳になった今季は241.28ヤードと10ヤード近く伸びている。そんな木戸に、飛距離アップのコツを聞いた。
「ジャンボさんからは、前(フォロー側)で振れと言われています」。体全体を使ってヘッドを低く長く出して、フォローサイドでヘッドが走るイメージだという。
そして、これを実現するための練習法として、「ボールの先50センチほどのところにティペグを刺したり、目印を作って、そこにヘッドが当たるように振ります。目印にヘッドを当てようとすると、左足に体重が乗ってボールを押せてパワーを伝えられます」と教えてくれた。
手先で小さくフォローを取るとボールは押せずに飛ばない。ダウンスイングで左足を踏み込んで、体全体を使ってヘッドを低く出すことで、ジャンボ尾崎のようにボールを押してパワーも伝えられる。「今でも素振りなどでその意識を持っています」。35歳になってもなお飛距離を伸ばせている木戸のアドバイスは、アマチュアにも大きなヒントになりそうだ。
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