上川隆也&なにわ男子・大西流星がYouTubeで…ドラマ9「能面検事」和やかすぎる撮影現場
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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ベストセラー作家・中山七里による異色のリーガルミステリー!ドラマ9「能面検事」(7月11日(金)夜9時スタート)の記者会見が行われ、主演の上川隆也をはじめ、吉谷彩子、大西流星(なにわ男子)、観月ありさ、寺脇康文が登壇。撮影秘話や見どころを語った。
【動画】ドラマ9「能面検事」ティザー
大阪地検きってのエース検察官・不破俊太郎(上川)は、検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度がなく、とにかく冷静沈着に、ただ淡々と職務を全うする。
ついた通り名は“能面検事”。“能面検事”不破俊太郎が、権力者による圧力や組織のしきたりに屈することなく、むしろそれらを圧倒しながら事件の真相を暴く痛快な姿を描く。

会見で、作品への出演が決まった時の気持ちや、台本を読んだ感想を聞かれた上川は、「最初にお声がけをいただいて原作に触れ、不破俊太郎に魅力を感じ、心から演じたいと思いました。今は役に没頭できる時間を満喫しております」と、作品への深い思い入れを語った。
さらに表情を見せない役の難しさについて問われると、「これまで演じたことがない役柄、ワンシーン、ワンカットごとに取り組み甲斐を感じながら演じさせていただいております」とコメント。

大阪地検 新人事務官・惣領美晴役を演じる吉谷は「難しい言葉があり、たくさん勉強しなくてはいけないと身構えていましたが、原作や台本が本当に面白くて。参加できる喜びの方が高ぶっていきました」と、作品の面白さに魅了された様子。

大阪地検総務課事務官・前田拓海役を演じる大西は、「『能面検事』というタイトルがパワーワードだなと思っていて。事件も難しいのかなと思っていたんですけど、若い人でものめり込めるような面白い深いお話になっています」とその奥深さに触れ、「上川さんがカメラが回ると無表情になるので、“あっ、これが能面検事なんだ!”と、すごくワクワクしました」と茶目っ気たっぷりにコメント。上川が優しく微笑む場面も。

大阪地検総務課課長・仁科睦美役の観月は、「司法をテーマにした作品に出演させていただくのは初めてで、難しい言葉も多いのですが、人情味あふれる内容で読みやすかったです」とコメント。作中、関西弁を話すことについて「なぜ関西弁の役が私に? と思ったんですけど(笑)、たまには面白いのかなと。ストーリーの中の抜け感として一人こういう人がいるのもいいのかな、と思い、大切な役だなと思って日々演じさせていただいております」と明かした。

大阪地検次席検事・榊宗春役の寺脇は、原作と違い、自身の役柄が関西弁になった経緯を説明。「上川さん演じる不破に対して、榊はちょっと人間的にしたいと思いました。大阪地検なので大阪弁、大阪生まれでもある人物なので。大阪弁の役はあまりやったことがなかったので、ぜひやらせてほしいというのと、能面に対して人間的な感情を出すというコントラストでやらせてもらえると嬉しいんですけどとお話をしたら、中山先生がすぐOKを出してくださったんです。ドラマという新しい世界での榊を楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と、役にまつわる秘話を明かした。
笑いが絶えない現場だそうで、キャスト陣から和やかなエピソードが次々と飛び出す。
上川は「寺脇さんが何かしらの話題を現場にもたらしてくださって、それに対してわちゃわちゃと絡み合っているような…いい大人たちが本当に砕け合って真面目なものを創っている現場です」と、寺脇がムードメーカーであることを明かす。アニメ好きな寺脇は、現場で「ハクション大魔王」の最終回について、大谷翔平選手についても熱く語ることがあるとか。
大西は上川との意外な共通点を披露。「鉄道が好きなんですけど、実は上川さんと同じ鉄道旅のYouTubeチャンネルを見ていたんです(笑)。その話ですごく盛り上がって、面白かったです」と話し、会場を沸かせた。
さらに「キャストの印象や役とのギャップ」について問われると、大西は、「観月さんと吉谷さんと喫茶店で女子会みたいな楽しいシーンがあって、そこで美味しい料理やパフェが出てくるんですけど、吉谷さんがカメラが回ってない時も食べちゃうくらい、めちゃくちゃ食欲旺盛で…追加注文もされていて、食べっぷりがステキで、すごいギャップでした(笑)」と、吉谷の意外な一面に驚いた様子。
大西のギャップについて聞かれた観月が、「大西くんは声が大きくてすごく通るんですよ。遠くにいても“あ、大西くんの声だ”と分かるくらい…(笑)それが意外でした」と明かすと、大西は「もしかしたら(今回の役が)関西弁やからかもしれないですね。バラエティーに出る時は、結構関西弁なので…。今回はバラエティーの声帯なのかもしれないです。でも、嬉しいです! そう言っていただけて」と笑顔に。
不破の役柄にちなんで、それぞれの「揺るぎない信念」を問われると、上川は「愛犬への思いでしょうか。尽きることのない愛情を育ませていただいています。彼女のことを考えると能面でいられなくなる(笑)」とコメント。
吉谷は「ラーメンにはライスを付ける! スープまでおいしくいただきたいので」と、またもや意外な一面を告白し、会場の笑いを誘う場面も。
大西は「アイドルという職業で写真を撮られる機会が多いじゃないですか。そんな中で“プライベートでも、(写真は)よく映る。しっかりとした姿で映る”っていうのは意識しています。友達と撮る時も、絶対に前髪を確認してから撮影します(笑)」と、アイドルとしてのプロ意識を伺わせた。
観月は「楽しい現場が大好きなんです。作品がちょっとピリピリした内容でも、常にみんなで笑っていたいなと思うので、和やかな現場作りを心がけるというのはあります。あまりピリピリしたくないので…楽しい方がいいなっていうのがあるので」とコメント。

寺脇は「ありさちゃんに似てるんですけど、酒は楽しくですかね。酒というのは楽しく飲むのがいいですよね。だから、飲むと性格が変わっちゃう人とは絶対に飲まないです(笑)。その場を悪くするような人とは飲まないです」と揺るぎない信念を語り、笑いに昇華させた。
最後は、七夕にちなんで、キャスト陣が「視聴者に見てほしいドラマの見どころ」を短冊に書いて披露。

上川は「初心忘るべからず」。
「映像のお仕事をさせていただくようになるにあたって、父が机の上にメモとして置いておいてくれた言葉なんです。それをこの作品では思い出させられるというか、“これまでにないものに臨む、だからこそ、この言葉をどこかで携えていたい”と思うのと同時に、“この言葉は不破という男の中にもあるのではないか”と思ったりもするんです。“彼がなぜ能面になったのか”というエピソードも後々明かされますが、そこにも関連付けられるような言葉だと思っています。不破、そして僕の中にもある言葉として書かせていただきました」と、役と自身を重ねた思いを語った。

吉谷は「テンポ感あるキャラクターたちの掛け合いを見ていただけますように」。
「司法の話で難しいと感じる方もいらっしゃると思うんですけども、ストーリー展開が速くて分かりやすく、不破の能面と惣領の表情の豊かさも含めてテンポ感が面白くて見どころになっているので、ぜひ皆さんに届けたいなと思っております」と、キャラクターたちの化学反応に注目してほしいとアピール。

大西は「ビシッと決めたスーツ姿を見てほしいです」と掲げ、「皆さんいろいろなスーツを着こなしていらっしゃるんですけど、とてもカッコいいんです。撮影が始まる前、上川さんが、『大西くん、ネクタイもうちょっと締めた方がいいんじゃない?』とアドバイスをしてくださって、学ぶことも多くて。今まで学生役を演じることが多かったので、映像作品でスーツを着る機会、しかも事務官という役を演じるというすごく貴重な機会をいただいたので、背筋が伸び、自然と普段の歩くスピードも速くなっていて、今日も気づいたらアテンドしてくださったスタッフの方を追い越していました」とコメントし、会場は笑いであふれた。

観月は、「私の関西弁を温かく見守ってもらえますように」。
「先ほどスタッフの方に『私の関西弁どうでした?』と聞いたら、『85点くらいですね』と(笑)。あともう15点欲しいなっていう。最終回までには100点を取れるように頑張りたいです」と意欲を。

寺脇は「なぜ“仏の榊”なのか考えながら観てもらえますように」と掲げ、「大阪地検のナンバー2で、“仏の榊”と呼ばれていて“なぜ仏なのか”というのを演技に生かしているので、それを踏まえて考えながら観てもらえますようにと。言葉では説明しないので、皆さんに演技を見て感じ取っていただければいいなと思います。いろんな場面でいろんなことをやっているんですけど、それが本心なのか、笑ってるけど裏でどう思っているのか…そういうところを一緒に考えていただけたらいいなと思います」とコメント。寺脇の深みのある演技にも注目だ。
ドラマ9「能面検事」は、7月11日(金)夜9時スタート! どうぞお楽しみに!
【第1話】
新人検察事務官・惣領(吉谷彩子)は、大阪地検のエース検事・不破(上川隆也)のもとで働くことに。しかし初対面でいきなり「君のような事務官はいらん」と言い放たれてしまう。不破は無表情で忖度なしゆえ「能面」と呼ばれる変わり者で…。そんな二人の最初の担当は高校生殺害事件。被疑者の八木沢(渋谷謙人)は否認するものの、証拠は犯行を示すものばかり。そんな八木沢に不破は驚きの質問を投げかける。
記事提供元:テレ東プラス
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