フリー契約宮里優作は、『初速が速い浅重心ヘッド』∔『名器シャフト』∔『ゼロトルクパター』で勝負!
レギュラーツアー7勝を誇り、今季も45歳ながら賞金ランキング20位をキープしている宮里優作。現在ではギアはフリー契約としており、そのセッティングの詳細をレポートする。
ドライバーは、キャロウェイの『ELYTE◆◆◆』(9度)に『ツアーAD PT 6X』シャフトを挿して使用している。フリー契約の現在、さまざまなタイプを打ち比べた結果、この1本に決定したという。
「ピンの『G440 LST』などと打ち比べて、フィーリングが一番良かったので、これにしました。(一番浅重心で小型ヘッドだから選んだ?)元々小さいタイプを使っていたので使いやすいし、顔もいい。打感はちょっと硬く弾いている感じがありますが、初速が出ていますね」
『ELYTE◆◆◆』は方向性の面でも気に入っているようだ。「(コースで見たら、弾道はどうだったか?)球がねじれにくくなくて曲がらないと思います」。
『ツアーAD PT 6X』は男子プロの間で昔から人気のある名器と言われるモデルである。中調子でクセがなく、弾道コントロールがしやすい点が多くのツアープロに支持される要因となっている。
アイアンは、かねてから使用しているブリヂストンのアスリートモデルを採用。『241CB』に『N.S.PRO モーダス3 システム3プロト』シャフトを挿しており、引き続き同社のアイアンに対する信頼は厚いようだ。
「試して一番良かったから使っているんです(笑)。直進性とか曲がりにくさもあって、いいですね。打感も柔らかいですし」
ウェッジは、48・55度でブリヂストンの『ツアーB XW-B無限』、61度で『BRM2』を採用。48・55度はフェースミーリング精度の高さで知られる“無限”モデルである。61度はフェース全面に溝を施したスピン性能重視のモデルであり、「フェースを開いて打つときにスピンをかけやすいので、気に入っています」と語る。
パターは『スコッティ・キャメロン フォーツアーユースオンリー T-11』を使用。プロトタイプのトルクゼロ設計が特徴のモデルである。
「たまたま去年もらって使っていたのですが、練習していたら、パットが良くなるかなと思って使っています。(どの距離が一番いい?)ショートパットでいい。真っすぐ動く感じがあります。テークバックでヘッドがねじれずに上がるので、打ちやすいですね」
フリー契約となり、本当に自分に合ったクラブしか使用しない宮里優作。それこそが、スコアメイクにおいて最も重要な考え方といえる。
【宮里優作のクラブセッティング】
1W:キャロウェイ ELYTE◆◆◆(9度、ツアーAD PT 6X)
3W:コブラ キング LTDx LS(14..5度、ツアーAD PT 6X)
FW:キャロウェイ APEX UW(19度、ツアーAD BB 8X)
4I~PW:ブリヂストン 241CB(N.S.PRO モーダス3 システム3プロト)
48・55度:ブリヂストン ツアーB XW-B無限(N.S.PRO モーダス3 システム3プロト)
61度:ブリヂストン BRM2(N.S.PRO モーダス3 システム3プロト)
PT:スコッティ・キャメロン フォーツアーユースオンリー T-11
BALL:ブリヂストン ツアーB X
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