工藤遥加が直伝! 飛距離アップの極意は「振る」+「軌道の安定」【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか?ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました!毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう!今回は、今年の「アクサレディス」で念願の初優勝を挙げた工藤遥加。
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父はプロ野球の埼玉西武ライオンズや福岡ダイエーホークスなどで活躍した224勝左腕の工藤公康氏。2011年8月1日、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)入会から4991日でつかんだツアー史上2番目に遅い初優勝で胸を打たれた方も多いはず。
32歳の工藤は、毎年ドライビングディスタンスディスタンスで上位に名を連ね、今シーズンも7位(252.77ヤード)につけている。そのパワフルなビッグドライブの秘密を聞くと、「フルスイングをする練習をしている」と語ってくれた。
「(本番で)いざしっかり振ろうとしても、タイミングが合わないと思う」。だからこそ、普段からしっかり振る練習を重ねておく。ロングホールのティショットなど、ここぞという場面で力を最大限に発揮するためだ。
とはいえ、“飛ばし”だけがゴルフのすべてではない。工藤はプロゴルファーとしての視点から、我々アマチュアにも向けた実用的なアドバイスをくれた。ゴルフにおいて最も大切なのは、いいスコアで上がること。その前提として、「軌道の安定性」が最も重要だという。
ロングホールで強振しすぎてOB…。そんな苦い経験、思い当たる方も多いだろう。コースにボールをとどめておくには、「フェース面と軌道を意識して、逆球にならないようなアドレスを取って振ること」が鍵だと語る。実際、工藤自身もティショットではその点を常に意識しているという。
もちろん、“飛ばし”に特化するならば、ヘッドスピードを上げて、ミート率と理想的な打ち出し角を確保することが重要になる。しかし、ゴルフはあくまでスコアの競技。アドレスの向きやスイング軌道に注意を払いながら、“いつもより振る”練習を取り入れてみれば、飛距離と安定性を兼ね備えたトータルドライビングを手に入れられるかもしれない。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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