シニア賞金王4回! P・マークセンが絶対手放せないクラブは『22年発売のやさしいドライバー』&『18年発売のアイアン型UT』だった!
日本シニアツアー史上最多となる通算24勝を記録し、賞金王に4回輝いているプラヤド・マークセン(タイ)。正確無比な飛ぶフェードを武器とする彼のセッティングを激写。そのスペックの詳細をレポートしよう。
マークセンが使用するドライバーは、2022年発売の『スリクソン ZX5 MkII』(9.5度)。男女レギュラーツアーでは最新の『スリクソン ZXi』を使用する選手がほとんどだが、このモデルを愛用するのはなぜだろうか?
「このヘッドは低スピンで飛ぶので、飛距離が稼げます。強いライナーで飛んでくれる。それと打感がソフトなので、球を押し込んでフェードを打ちやすいです」
シャフトは『ベンタスTR 6X』を採用。中元調子で、安定性を重視したモデルだ。中間部の剛性を高めており、ミスヒットにも強くなっている。「タイミングよく振りやすい」とマークセンは高評価だった。
アイアンは5・6番で2018年発売のやさしいアイアン型UT『スリクソン Z U85』、7番~PWで『スリクソン Z745』を採用している。ドライバーで280ヤード飛ばすマークセンが、5・6番でアイアン型UTを使うとは意外だった。「『スリクソン Z U85』は弾道が高くて非常にやさしいです。しかもハイスピンで飛ぶので、グリーンで止まりやすい」と語る。7番以下はスピンコントロールをしやすいアスリートモデルの『スリクソン Z745』を使用して距離感を重視している。
ウェッジは最近流行の3本構成でなく、54度・60度の2本で構成。『クリーブランド RTX ツアーラック』は、ソールの後ろ側を相当落としており、フェースを開いてスピンをコントロールしていることが分かる。
シニアツアーで輝かしい戦績を残しているマークセン。彼が放つ正確無比な飛ぶフェードは、信頼するギアでこそ可能なのだろう。
【プラヤド・マークセンのクラブセッティング】
1W:ダンロップ スリクソン ZX5 MkII(9.5度、ベンタスTR 6X)
3・5W:テーラーメイド ステルス(15・18度、ベンタスTR 7X)
3U:ダンロップ スリクソン ZX(19度、テンセイプロ オレンジ1K HY80)
4U:ダンロップ スリクソン ZX(23度、N.S.PRO モーダス3)
5・6U:ダンロップ スリクソン Z U85(26・29度、N.S.PRO モーダス3)
7I~PW:ダンロップ スリクソン Z745(N.S.PRO モーダス3)
54・60度:ダンロップ クリーブランド RTX ツアーラック(N.S.PRO モーダス3 ツアー125S)
PT:オデッセイ ホワイトホットOG 7 NANO
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