岩井明愛&千怜ツインズペアが無念の予選落ち「来年また出たい」
<ダウ選手権 2日目◇27日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287ヤード・パー70>
大会史上初の双子ペアとして臨んだ岩井明愛&岩井千怜だったが、2日間でコースを去ることになった。オルタネート方式(1つのボールを交互に打つ)の初日は「70」と粘ったが、フォアボール方式(各自の良い方のスコアを採用)の2日目は「69」と伸ばしきれなかった。
序盤から流れをつかめなかった。3番パー5では明愛が2打目でグリーン近くにまで運んだが、1メートルのバーディパットが入らず。4番パー3では千怜が2メートルにつけたが、これも外れた。
折り返し直後の11番では千怜がバーディを奪い、「頑張ろう」とともに気合いを入れ直したが、その後はスコアを伸ばせず。「悔しい。なかなかチャンスが来なくて。そこまで悪いショットではないけれど、寄らず入らず。流れに乗っていけなかった」(千怜)と肩を落とした。
千怜自身は「フェアウェイキープもパーオンもできていた。悪くないと思っていた」と、感覚はまずまずだった。それでも6番で1メートルから3パットを喫するなど、持ち味のパターが鳴りを潜めた。「めっちゃ緊張した」と、姉のためにバーディを獲りたい気持ちがプレッシャーに変わっていた。
一方の明愛はショットの乱れが目立った。「イメージはいいけれど、体がうまく動かなかった。もどかしいし、きょうはこんな日だなという感じ。楽に打たせてあげたいという気持ちがあって、狙いすぎてミスしたらプレッシャーになるし…。自分のプレー(のせい)ですね」。伸ばし合いの中でボギーは命取り。ミスが重なればパーを拾うことが第一条件となるが、スコアを落とせないフォアボールならではの難しさが出た。
「来年また出たいね」と明愛が言えば、「そうだね」と千怜はすぐさま反応する。双子ペア優勝という快挙は持ち越しとなったが、互いに成長して再びこの舞台に戻ってくるつもりだ。(文・笠井あかり)
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