たった1打で1000万円&600万円をゲット? 小野祐夢と仁井優花が同日ホールインワンの快挙
<アース・モンダミンカップ 2日目◇27日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6688ヤード・パー72>
4番と15番に1000万円、9、13番に600万円(いずれも複数均等割)と、すべてのパー3に高額のホールインワン賞がかけられた今大会。2日目に2人の達成者が現れた。この日の実測182ヤードの15番では小野祐夢、池が絡む難ホールの9番では仁井優花がそれぞれ達成。残り2日間、同じホールで新たな達成者が生まれなければ、それぞれ満額を手にすることになる。
「やっとピンに飛んで行ったのでホッとしてティを拾っていたら入りました」。小野はこう言って会心の一打を振り返った。インスタートの序盤はショットが捕まり気味で「状態が強すぎるねと(キャディと)話して、このホールから下半身で打つことを意識したら真っ直ぐ飛んで行ってくれました。右ピンは苦手なんですけどね」。カットライン付近でプレーしていたことを考えても、大きな一打。結果的にはカットラインを1打上回る1オーバーの48位で予選通過となった。
残り2日間、同じ15番で達成者が現れなければという条件付きだが、賞金1000万円を獲得。「練習ラウンドで知ってはいたんですけど、その時は何がかかっているとか考えていなくて、(同組の渡邉)彩香さんに『1000万円だよ』って言われて、えーってなりました(笑)」。賞金は3匹いる愛犬との遊び場を作るために使いたいとのこと。「1月ぐらいから計画していて、だんだん具体的になってきたんですけど、お金が準備できていなくて止まっていたんで…」。1階が駐車スペース、屋上に犬の遊び場というガレージを建てる計画だという。
一方の仁井は、2日間バーディーが1つも奪えない苦しい中でのホールインワン達成。「それまで流れが良くなくて、予選を通るためにも思い切ってピンを狙っていこうと思って、完璧なショットが打てました」。この日の実測は158ヤード。仁井にとっては7Iでぴったりの距離だった。
各ホールに高額賞金がかかっているため「初日からパー3ではショートするクラブで打たないようにしていました」。こちらは狙っていたホールインワン。後半の15番でもピンをかすめるショットがあったという。
トータル3オーバーでホールアウトし、カットライン付近で後続のプレーを待ったが1打及ばず予選落ち。賞金600万円を独り占めできるよう、9番で2人目のエースが出ないことを祈る週末となりそうだ。(文・田中宏治)
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