地中海に面したトルコの古代都市 母親を探す旅の終着点で出会う本当の自分 「わたしは異邦人」公開決定
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2024年の東京国際映画祭でアジアの未来部門の作品賞を受賞した、トルコのエミネ・ユルドゥルム監督による第1回監督作品「わたしは異邦人」が、2025年8月23日より劇場公開されることが決まった。 「わたしは異邦人」で描かれるのは、イスタンブールで生まれ、孤児として育った新米霊能力者ダフネの物語。彼女が・・・
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2024年の東京国際映画祭でアジアの未来部門の作品賞を受賞した、トルコのエミネ・ユルドゥルム監督による第1回監督作品「わたしは異邦人」が、2025年8月23日より劇場公開されることが決まった。
「わたしは異邦人」で描かれるのは、イスタンブールで生まれ、孤児として育った新米霊能力者ダフネの物語。彼女が古代遺跡の残る地中海の古い町シデに来た目的は、長い間行方不明の母親を探すことだった。だが、ダフネの手元に残された唯一の手がかりは、はるか昔にトルコの名もない遺跡で撮影された、母親のぼやけた写真だけである。あてのない“人探し”を始めたダフネは、やがてマルクス主義革命家、娼婦、原始の巫女(みこ)といった不思議な人々と出会い、彼らの協力を得て母親探しを続けるのだが、彼らも“見返り”を求めてダフネに近寄って来たのだった。
本作の舞台シデは、古代ギリシャでは港町として栄えた歴史ある町。女性と男性、死者と生者と言った二項が並立しながら、ファンタジー風の物語が展開する。アポロンの神殿や円形劇場など、2000年も前の空気が色濃く漂う街で、世代から世代へと息づいてきた“目に見えないもの”との交流を通して、ダフネは新たな自分を知っていく。
監督を務めたのは、本作がデビュー作となる女性監督のエミネ・ユルドゥルム。アポロンやアテナなど、ギリシャ神話に登場する神々から着想を得た幻想的な物語を取り込みつつ、現代を生きる若き女性の成長物語に昇華させた。









【作品情報】
わたしは異邦人
2025年8月23日(土)~ユーロスペースにてロードショー全国順次公開
配給:パンドラ
記事提供元:映画スクエア
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