東京モノレールと東海道新幹線、開業はどっちが早かった?【クイズ】
今回は、新幹線とモノレールに関するクイズを出題します。
あなたの知識を試してみましょう!
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Q5(難易度:★★★★☆)
2024年に開業70周年を迎えた東海道新幹線。東京~新大阪間は1964年10月1日に開業し、東京オリンピックの開幕に間に合いました。
同時期に誕生した乗り物があります。現在は浜松町~羽田空港第2ターミナル駅を結んでいる「東京モノレール」です。ここで問題。モノレール浜松町駅~(旧)羽田駅間が開業したのは……
A.東海道新幹線より早かった
B.東海道新幹線と同じ日だった
C.東海道新幹線より遅かった
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クイズの答えは
正解は
A.東海道新幹線より早かった
東海道新幹線の開業は1964年10月1日。一方、東京モノレールの浜松町~(旧)羽田駅間が開業したのは1964年9月17日です。東京オリンピックで訪日客の増加が予想されるなか、1961年に跨座式モノレールによる路線免許の認可を受け、1963年から突貫で工事が進められました。
その後、初の中間駅として「大井競馬場前」が誕生したり、沿線の開発が進むなどして徐々にまちの様子も変わってきました。当時の終着駅である(旧)羽田駅は空港ターミナルの移転に伴い営業を終了し、現在は羽田空港の地下に埋まっています。

プチ情報 速さの秘密
東京モノレールの運転速度は、開業時から時速 80km※ で、国内最速のモノレールです。開業時にはモノレール浜松町~羽田空港間をノンストップで運行し、浜松町駅から羽田空港駅(現在の羽田空港第1ターミナル駅)までの所要時間はわずか15分、現在でもモノレール浜松町駅~羽田空港第2ビル駅間を最速18分(空港快速)で結びます。
速さの秘密としては、東京モノレールの車両重心が低く設計されていることにあります。アルウェーグ式という跨座式モノレールの方式が採用され、走行輪にゴムタイヤを使用して、客室内にタイヤを収めるのスペース(タイヤハウス)がある構造となっています。

低い車両重心により、カーブを曲がる際に遠心力の影響を受けにくく、高速でも安定して走行することが出来るのです。
(※ 開業当時の東京モノレールの広告では、時速100kmと宣伝されていたほど、新しく速い、未来的な乗り物だったようです)
(写真:鉄道チャンネル)
記事提供元:鉄道チャンネル
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