西郷真央が米ワースト『80』 古江彩佳はメジャー連続予選落ち「とことんやられた」
<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目◇20日◇フィールズランチ・イースト(テキサス州)◇6604ヤード・パー72>
ふたりのメジャーチャンピオンが予選落ちとなった。今年4月「シェブロン選手権」覇者の西郷真央はトータル9オーバー・95位タイ、昨年「アムンディ・エビアン選手権」覇者の古江彩佳はトータル11オーバー・123位タイに終わった。
出だしから大きくつまづいた。西郷は10番からスタートすると、フェアウェイバンカーからアゴに当たって戻されるなど、5オン2パットのトリプルボギー発進。16番では3オン3パットのダブルボギー。前半で「41」を叩いた。
後半も3つのボギーが重なり、終盤8番では技アリのショットからバーディを奪う意地を見せるも、週末行きはならず。この日の「80」は米国女子ツアーを主戦場にしてからのワーストスコアになった。
予選ラウンドは初日に午前、2日目に午後スタートの組み合わせに入った。開幕前には「あまり得意じゃないけれど、それも試練だと思って頑張りたい」と苦手意識も話していた。シェブロンで優勝、「全米女子オープン」で4位になり、メジャーでの活躍を表す『ロレックス・アニカ・メジャーアワード』では1位に立っていたが、まさかの結末に終わった。
初日に自己ワースト「79」を喫した古江は、2日目も「76」と落とし、全米に続くメジャー2試合連続での予選落ち。昨年は1試合のみだったが、直近5試合で3度目の出来事になってしまった。「すごく難しいコースで風もある中で、とことんやられたなっていう感じ」と振り返った。
この2日間のフェアウェイキープ率は57%で144位、パーオン率は53%で105位。ショットの精彩を欠いた。修正ポイントは「見つけられたり、見つけられなかったり」。これについては、早急に手がかりをつかみたいところでもある。
その一方で、生粋のドローヒッターにとって、難セッティング攻略のための指針も得た。「ドローもフェードも打てなきゃいけないようなコースだった。引き出しを増やす意味で、たまにフェード気味に打ったりする練習がよかったりする。試合や練習を重ねながら打っていきたい」。
古江は次週「ダウ選手権」(ミシガン州ミッドランドCC)に出場し、エビアンのタイトル防衛へ。西郷は一時帰国のうえ2週間のオフを挟み、フランスへ向かうことになる。
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