Z世代が上司とのチャットで「まず求めること」は?意外な本音に職場も驚き
ビジネスシーンでチャットツールの活用が一般化してきた昨今。効率的で便利な反面、文字だけで意思疎通を図ることに難しさを感じることもあるだろう。ペンマークは、「上司・指導者とのチャットコミュニケーションで期待すること」に関する調査を実施。Z世代は、どのようなコミュニケーションが快適でパフォーマンスを発揮しやすいと考えるのか、早速紹介しよう。

Z世代が上司とのチャットコミュニケーションに求めることは「質問のしやすさ」が1位

ペンマークは、Penmarkを利用中の全国の学生407人と、過去にPenmarkを利用していた若手社会人176人を対象に、Z世代の就業意識調査の一環として「上司・指導者とのチャットコミュニケーションで期待すること」に関するアンケート調査を学生・社会人別に実施し、比較分析を行った。
Z世代が上司や指導者とのチャットコミュニケーションにおいて、ツールの利便性や効率性以上に「心理的安全性」を最も重要視していることが見えてきた。これは、テキストベースのコミュニケーションによる表情や声のトーンが見えないことで生じる威圧感や冷たさなど、心理的な不安を解消したい欲求の表れなのかもしれない。では学生、社会人ともにどのようなことを期待しているのか、具体的に見ていこう。
チャットコミュニケーションに重要視することは「質問のしやすさ」が最多

Z世代が上司とチャットツールでコミュニケーションを取る際、どのようなことを期待しているのかを尋ねたところ(複数回答可)、「質問しやすい雰囲気」が学生46.7%・社会人46.6%と最も多かった。続いて「簡潔で分かりやすい」が学生40.8%・社会人44.3%、「返信が早い」学生41.0%・社会人35.8%、「丁寧な言葉遣い」学生37.6%・社会人30.1%という結果に。
質問のしやすさや分かりやすい内容を求めるのは学生も社会人も両者でトップを占めたが、特に学生や新社会人の場合は、業務の不慣れからくる不安を即座に解消したい思いが強く「返信の早さ」を重視する傾向に。一方、ある程度業務経験を積んだ若手社会人は、指示の意図を正確に理解し、手戻りなく自律的に業務を遂行するために「指示の的確さ」や「背景の説明」を求める傾向にあるようだ。
上司や指導者は、Z世代との円滑なコミュニケーションを実現するために、いつでも質問をして大丈夫だという心理的安心感を土台としつつ、相手の成長段階に合わせたコミュニケーションの最適化が求められているのかもしれない。
出典:【Z世代の意識調査】上司とのチャット、求めること1位は「質問しやすい雰囲気」。
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記事提供元:スマホライフPLUS
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