「朝イチは15メートルのロングパットを練習すべき」 ツアー3勝プロが教える一般営業グリーンの距離感の合わせ方
優勝した選手のパッティングスタイルやルーティーンは真似したくなる。しかし、アマチュアがプレーするグリーンはプロの試合とは全く別モノ。今回はパットの名手として活躍した日下部光隆に一般営業のグリーンを攻略するための朝練を教えてもらった。
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高速グリーンでは「打ち過ぎない」ために2メートル前後の距離感をチェックすることも大切ですが、一般営業のグリーンでは「しっかり打つ」ためにも15メートルを練習した方が距離感をつかみやすくなります。重いグリーンで一番意味がないのはカップに入れる練習です。カップに入ってしまうと打った距離が分かりません。
15メートルの練習をするときもパターカバーやティをターゲットにしてください。15メートルを練習しておけば10メートル、5メートルの距離に合わせることもできます。逆に練習グリーンで5メートルしか打っていないのに、コースに出て15メートルの距離感は出せません。
練習方法としては1球目で15メートルから1メートルオーバーを狙います。2球目は1メートルショート。そして3球目で15メートルピッタリを狙いましょう。プラスマイナス1メートルを打ち分けることで距離感とストロークが合ってきます。
15メートルは決して簡単ではありませんが、オープンスタンスで打つと距離感を合わせやすい。最初は胸をターゲットに向けた半身の姿勢で素振りをするのも効果的です。アドレスでは左足を引いてオープンスタンスで打つと視界的にも距離感を出しやすく、手元もスムーズに動いてくれます。
■日下部光隆
くさかべ・みつたか/1968年生まれ、神奈川県出身。ショートゲーム、パッティングを武器にレギュラーツアー通算3勝。2007年にゴルフレッスンスタジオ「WASS」をオープン。ツアープロが一般アマチュアにレッスンする先駆け的存在となった。
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