マキロイが今週初のメディア対応 ドライバー“不適合問題”にいら立ち…「コースもメディアもフラストレーション!」
<全米オープン 3日目◇14日◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372ヤード・パー70>
大会3日目にして、ローリー・マキロイ(北アイルランド)が、ようやくメディアの取材に応じた。
ここまでの3日間のスコアは「74」、「72」、「74」で、トータル10オーバー・49位。3日目はザンダー・シャウフェレ(米国)とのペアリングで、コース内ではひときわ大きなギャラリーを引き連れていたものの、優勝争いには遠く及ばない位置で第3ラウンドを終えた。
ここまでの戦いについてマキロイは「とても平均的だ」と評し、「この全米オープンはどれだけ我慢できるかの戦い。必死で戦っていたが、このコースは少しでも失うと簡単に崩れてしまう」と、オークモントCCでのプレーを振り返った。
大会前には公式会見に応じたが、試合が始まると初日・2日目は無言。5月の「全米プロ選手権」でも4日間、メディア対応をせずにコースを後にしている。これは、大会前に実施されたドライバーの反発係数テストで「不適合」と判定されたことが、一部メディアから漏れたことへの怒りによるもの。「本来は公表されないはず」と、先週の「RBCカナディアンオープン」でその理由を明かしていた。
この全米オープンでは、オークモントCCの難しさにいら立ちを見せる場面もしばしば。そんな中で、「君たちメディアに対してフラストレーションが溜まっているんだ…。いや、君たちではないかもしれない。でも、とてもフラストレーションだ」と吐露した。
マキロイは「これまで僕はほとんどの場合、取材に応じて、いろんな意見を伝えてきた。ドライバーの件も、もちろん僕のいら立ちの一部だ」と語った。
首位と14打差とあって、さすがのマキロイも今週は諦めムード。「予選カットラインを気にしないでプレーしたほうがずっとラクだった。『本当にあと2日、ここでプレーしたいか?』って考えたほどだ」と笑った。最終日に向けては、「4時間半以内でプレーして、早く帰りたい」と、マキロイも難コースにお手上げだった。(文・武川玲子=米国在住)
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