10戦無敗の3位宮崎か、4連勝中の首位FC大阪か。ともにエースがゴール量産中。好調同士の上位対決に注目!【明治安田J3リーグ第16節プレビュー】

6月14日と15日に明治安田J3リーグの第16節が各地で開催される。今節を含めて、前半戦は残り4試合。そろそろリーグ戦の折り返しが見えてきた。
今節の注目カードは、3位テゲバジャーロ宮崎が首位のFC大阪をホームに迎え撃つ一戦。両者の勝点差は『7』となっており、いちご宮崎新富サッカー場でのゲームは今後の上位争いを占う90分となりそうだ。
ホームの宮崎は開幕5試合で2勝1分け2敗と五分の成績で終え、第6節以降は5勝5分けと無敗をキープ。そんな好調のチームを支えるのは、攻守両面での安定感だ。15試合終了時点での22ゴールはリーグ5位、15失点はリーグ6位タイの数字。圧倒的な得点力や堅い守備があるわけではないが、大崩れすることなくロースコアのゲームを中心に10試合連続で勝点を積み上げている。
その中、4月以降、エースが目覚めたこともチームの大きな力となっているのは、言うまでもない。昨季12ゴールを挙げてチーム得点王に輝いた橋本啓吾は、今季開幕から第8節まで沈黙していたが、第9節ガイナーレ鳥取戦で今季初ゴールを含む2得点を挙げると、一気に量産体勢に。第10節のFC琉球戦で1ゴール、第11節・高知ユナイテッドSC戦で2ゴールと3試合連続ゴールを記録。その後も第13節・ツエーゲン金沢戦、第15節・SC相模原戦でもネットを揺らし、7試合で7ゴールと手を付けられない状態に突入している。首位をホームに迎えての大一番。11番を背負うエースが、そのゴールで歓喜を呼び込むか。
アウェイのFC大阪も負けず劣らず好調である。第11節で栃木シティとの天王山を落として首位から陥落したものの、その影響を微塵も感じさせない戦いぶりで現在は今季最多の4連勝中。気が付けば、前々節鹿児島ユナイテッド戦の勝利で首位に返り咲き、強さは健在である。
宮崎が橋本ならば、FC大阪には島田拓海がいる。その島田も開幕から9試合ノーゴールだったが、第10節ザスパ群馬戦で今季初ゴールを決めてから一気に覚醒する。そこから毎試合ゴールを重ね、前節のカマタマーレ讃岐戦では初の複数得点を記録。現在、驚異の6試合連続ゴール中で、得点数は橋本と同じ『7』まで伸ばしてきた。首位固めへ、水色と黒のエースが、昇格を争うライバルのゴールも陥れるか。
そのほか、11日の天皇杯2回戦でJ1のファジアーノ岡山を破ったギラヴァンツ北九州はアスルクラロ沼津と、J2のジュビロ磐田に後半アディショナルタイムの得点で逆転勝ちした相模原は高知と、それぞれホームで対戦。2位の栃木シティは金沢のホームに乗り込み、白波スタジアムでは勝点26で5位鹿児島と勝点27で4位ヴァンラーレ八戸の上位直接対決が予定されている。
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記事提供元:Lemino ニュース
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