“了解。”はもうNG? Z世代が感じる“マルハラ”と世代間ギャップ
職場の人とチャットやメールでやり取りをする際、失礼のないように返事の仕方に配慮している人は多いと思うが、上司や先輩からの「了解。」という一言返事と句点の使い方にZ世代の印象は少し違うようだ。ペンマークは、「チャットコミュニケーションとマルハラに関するアンケート調査」を実施。はたしてZ世代がどのような印象を受けているのか、調査結果を見てみよう。

チャットの返事「了解。」はZ世代の35.9%が“冷たい印象”だと感じている

ペンマークは、Penmarkを利用中の全国の学生および過去にPenmarkを利用していた社会人594人を対象に「チャットコミュニケーションとマルハラに関するアンケート調査」を実施。
昨今、チャットやメールでのテキストコミュニケーションにおける句点「。」の使い方が、相手に意図せず威圧感や冷たさを与えてしまうとして「マルハラスメント」が話題になった。
実際、上司や先輩からの「了解。」という一言返事には、3割を超える人が冷たい印象を持つようだ。若年層は句点を使わない短文でテンポの良いやり取りに慣れている一方、上の世代はメール文化などの影響で句点を自然に使う傾向がある。このようなスタイルの違いが、句点を含むメッセージに対して「冷たい」「怒っているのでは」といった感情を抱かせる一因となっていると考えられる。
「了解。」だけの返事は「少し冷たい・事務的」だと感じる割合が35.9%

チャットやメールでよく使用されるであろう「了解。」という返事の仕方に、Z世代の約6割が「特に何も思わない・普通」だと回答した。その一方、3割強の人が「少し冷たい・事務的」だと感じているようだ。上司や先輩など指導的な立場の人から部下・後輩に向けたメッセージの場合では、余計に威圧感や冷たさを感じさせるのかもしれない。
必ずしも句点の使用自体がハラスメントになるわけではないが、テキストだけのコミュニケーションにおいては、相手の表情や声のトーンなど温度感がわからないため、細かな表現1つひとつが受け手の印象を左右する可能性もある。テキストコミュニケーションにおいては、相手がどのように感じるのか、対面以上に想像力を働かせないといけないのかもしれない。
出典:【株式会社ペンマーク】
記事提供元:スマホライフPLUS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。