東名阪3都市で開催、「ゴッホ展」の音声ナビゲーターは 俳優・アーティストの松下洸平さんと、俳優の中島亜梨沙さん
大阪市立美術館・東京都美術館・愛知県美術館で開催する「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」の音声ガイドナビゲーターを、同展の展覧会サポーターを務める俳優・アーティストの松下洸平さんと、俳優の中島亜梨沙さんが務めることが決定した。
今回の「ゴッホ展」は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションが焦点。ファン・ゴッホ美術館が所蔵する作品を中心に、フィンセント・ファン・ゴッホの作品30点以上に加えて、日本初公開となるファン・ゴッホの貴重な手紙4通なども展示する。現在のファン・ゴッホ美術館の活動も紹介しながら、ゴッホ家が受け継いできた画家ゴッホの作品と夢とを、さらに後世へと伝えていく。
「ゴッホ展」の音声ガイドでは、松下洸平さんがフィンセント・ファン・ゴッホの家族の「ものがたり」をたどるナビゲーターとして、時にフィンセント本人や弟テオの言葉を交え、兄弟の絆を語る。一方、中島亜梨沙さんはフィンセントの作品を世に出すことに人生をささげたテオの妻・ヨーに扮(ふん)して、フィンセントの思い出や、作品の魅力を世に広めていった軌跡を語る。
松下さんは、3月13日に実施した報道発表会時に「子どもの頃から絵を描くのが好きで、高校まで美術科の学校に通っていて、油彩科で油絵を描いていたので、学生の頃はゴッホの作品を勉強していたこともありました。ゴッホという存在は特別な思い入れのある画家のひとりでもあります。20代の頃はゴッホと同じように自分の作り出すものが間違っていないと思いつつも、なかなか多くの方の目に留まらないという経験も少なからずありました。そこで折れずにこの仕事を全うできたのは『いつか誰かの目に留まる』と信じ続ける力だった気がします。ゴッホもおそらくその思いを強く持って27歳から晩年まで描き続けてきたと思うので、その力強さに共感します」と、ゴッホへの思いを語った。音声ガイドナビゲーター就任にあたっては、「僕自身も美術館に行くと音声ガイドをよく使います。作品の魅力をよりわかりやすく、音声でもお伝えできるよう、丁寧に説明できればいいなと思っています」と抱負を述べた。
「ゴッホ展」の開催会期は、7月5日(土)~8月31日(日)大阪市立美術館、9月12日(金)~12月21日(日)東京都美術館、2026年1月3日(土)~3月23日(月)愛知県美術館。観覧料や音声ガイド代金(会場レンタル版、アプリ版を用意)など詳細は、展覧会公式サイトに掲載している。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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