最新28モデルのボールを徹底調査! アイアンでの飛距離、スピン量のベスト5は?
スコアに直結するアイアンを基準にポールを選ぶなら、どんな球でグリーンを狙うかが重要になる。今回は、最新28モデルの飛距離やスピン量を試打調査。それぞれのベスト5を発表したい。
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アイアンでボールを打つ際に重要となるのは、キャリーとスピン量である。スピン量が不足すればグリーンに止まらず、キャリーが確保できなければハザードなどにつかまるリスクがある。
今回、ギアに詳しいプロ、海老原秀聡がテスターを務め、最新28モデルのボールを7番アイアン(スリクソン Z-FORGED II・ロフト33度)で試打。『GC4』を用いて飛距離とスピン量を計測した。試打データは同じヘッドスピードで打ち、ナイスショット5球の平均値を採用している。
飛距離の上位にランクインしたのは予想通りディスタンス系ボールであり、スピン量の上位にはスピン系ボールが入った。ディスタンス系とスピン系それぞれの全球の平均値を見ると、ディスタンス系は飛距離175.5ヤード・スピン量5,460rpm、スピン系は飛距離168.8ヤード・スピン量6,059rpmを記録した。
「ディスタンス系はより高打ち出し・低スピンで飛距離重視の人向きといえますね。キャリーが確保できない人におすすめしたいボールです。スピン系はよりスピンがかかるしボールが飛び過ぎないので、イメージ通りの距離や弾道を打ちたい人に合いますね」(海老原)
注意すべき点は、同じスピン系ボールであっても、打ち出し角が高・中・低に分類される点である。球の高さとスピンでグリーンに止めたいなら高打ち出しタイプが合う。スピンコントロールによってラインを出したい場合は、低打ち出しタイプが合う。試打によって打ち出しの傾向を確認し、自分に合ったボールを選ぼう。
また、ディスタンス系ボールでも打ち出し角は高・中・低に分かれる。ヘッドスピードが遅いゴルファーは、高打ち出しのボールを選べばキャリーを伸ばせるため、一度試す価値があるだろう。
【飛距離ベスト5】
1位 178.7ヤード キャロウェイ E・R・Cソフト
2位 177.1ヤード プロギア PRGR プレミアム
3位 177.0ヤード ブリヂストンゴルフ スーパーストレート
4位 176.6ヤード キャスコ KIRAダイヤモンド
5位 176.0ヤード プロギア ソフトディスタンス
【スピン量ベスト5】
1位 6,529rpm ダンロップ スリクソン Z-STAR ♦
2位 6,437rpm ダンロップ スリクソン Z-STAR
3位 6,254rpm プロギア RS SPIN
4位 6,194rpm NEXGEN TOUR SPEC
5位 6,131rpm キャロウェイ クロムツアー♦♦♦ トリプルトラック
■試打/解説 海老原秀聡
えびはら・ひであき/1990年生まれ、東京都出身。2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESSPOINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろん、ギアにも精通している。
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