フィル・ミケルソン、今年の全米OPが“最後”の出場に?「先のことまで考えたことがない」
<LIVゴルフ第8戦 at DC 事前情報◇5日◇ロバート・トレント・ジョーンズGC(バージニア州)◇7354ヤード・パー71>
メジャー今季第3戦「全米オープン」(12日開幕、ペンシルベニア州オークモントCC)を翌週に控え、LIVゴルフでも“前哨戦”が行われる。メジャー通算6勝のフィル・ミケルソン(米国)は、最後の大会出場になるかもしれないことを示唆した。
2位に6度も入りながら、優勝にはいまだ届いていないのが母国のナショナルオープン。歴代優勝者として「マスターズ」と「全米プロ」は生涯の出場権を持ち、「全英オープン」も60歳までは出場できる。2021年、50歳だったミケルソンはキアワアイランドで開催された全米プロを制し、メジャー最年長優勝記録を樹立。その勝利で5年間のメジャー出場権を得られたが、その権利で全米に出られるのは今年が最後となる。
21年に全米プロに勝つ以前は「特別招待」での出場もあったが、『来年以降は予選会からでも出場する意向はあるか?』と尋ねられると、「分からない。そんな先のことまで考えたことがない」と明言を避けた。
一方で、今年の全米には意欲を見せる。「今週のRTJコースは次週のいいテストになる。セッティングがすごく似ているんだ。グリーンはスティンプメーターで14~15フィートのスピードが出ているし、高低差もアンジュレーションもまるで来週のようだ」と話した。
「ショートゲームのタッチ、グリーン周りでのチッピング、ラフやロングパットの距離感。あの難しさがここにある。来週の最終調整にはもってこいだ」と力を込めた。過去3年間は予選落ちに終わっているが、もし優勝すれば、4月のローリー・マキロイ(北アイルランド)に続き史上7人目の“キャリア・グランドスラム”達成となる。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。