渋野日向子が7位で来年の全米出場権を確保「ラッキー!(笑)」 “名門コース”でのプレーには「楽しみ~」
<全米女子オープン 最終日◇1日◇エリン・ヒルズGC(ウィスコンシン州)◇6829ヤード・パー72>
首位と2打差の3位タイから、2019年の「AIG女子オープン」(全英)に続くメジャー2勝目を狙った渋野日向子だったが、15番で不運なダブルボギーを叩くなど届かず。最終的にトータル3アンダーの7位タイに終わった。それでも2位だった昨年大会に続き、2年連続のトップ10入り。これにより、来年の本戦出場権も手中におさめた。
前半終了時点で首位に1打差まで詰め寄るなど、優勝を意識しながら戦えていただけに、この結果は「後悔ばかりです」というのが本音。「去年もなぜ上にいったのか分からない状況だったし、今回はもうちょっとできるんじゃないかと思いながらの最終日だった」とも話すが、今季はこの大会前までCMEポイントランキング120位と低迷していただけに、浮上のきっかけになりそうだ。
大きな収穫も手にした。そのひとつが来年の本戦チケット。大会の出場資格には『前年大会のトップ10(タイ含む)』という項目があるが、それをクリアした。渋野は全英女子優勝により、全英以外のメジャー大会の5年間の出場権を手にしたが、それも昨年いっぱいで有効期限が切れた。今年の全米女子オープンも、昨年の2位という結果により権利を得たものだった。
早々に来年の出場を決めたことについて聞かれると、「ラッキー!(笑)。良かった。初リビエラ(来年の開催コース・リビエラCC)。楽しみですね~。ロサンゼルスだから」と、一気にその表情も明るくなる。同コースではこれまで「全米オープン」、「全米プロ」など男子のメジャー大会が行われてきたが、女子トーナメントの開催は初めて。2028年のロス五輪会場にも決定している名門コースに、胸を躍らせる。
ただ、浮かれるばかりではない。「それはそれでラッキーだなと思いつつ、今年の(ツアーの)シードも取れる位置にはまだまだ至らない。優勝したかったし…うーん。でも、来年も出られるのは楽しみです」。もちろん心中は複雑だが、明るい材料であることに間違いはない。
また2位タイだった竹田麗央も、このカテゴリーでの出場権を確保。4位タイだった西郷真央は、4月の「シェブロン選手権」優勝により、すでに5年間の“メジャーシード”を得ている。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。