岩井千怜が初優勝→米ツアー10年ぶり快挙達成! 日本の“黄金時代”突入へ吉兆?
<リビエラマヤオープン 最終日◇25日◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇6583ヤード・パー72>
岩井千怜が2位に6打差をつける圧勝で米ツアー初優勝を果たした。昨年末に挑んだ予選会を突破し、ルーキーイヤーで手にした大きな1勝。これにより、米国女子ツアーでは10年ぶりとなる快挙が達成された。
この岩井の勝利により、今シーズンは5月までに3人のツアールーキーがタイトルを手にしたのだが、これは2015年以来のできごとになった。その一人目が、3月に中国で開催された「ブルーベイLPGA」を制した竹田麗央。昨年の「TOTOジャパンクラシック」で米ツアー初優勝を果たし、今年ツアーメンバーになってから初めての優勝だった。
さらに4月の「JMイーグルLA選手権」でスウェーデンの25歳、イングリッド・リンドブラトがルーキーとして勝利。昨年、下部のエプソン・ツアーで1勝を挙げるなどポイントランク6位になり、今季“昇格”を果たした選手だ。
この10年ぶり快挙に、2人の日本勢が入ったというのがすごい。10年前は2月の「ピュアシルク・バハマLPGAクラシック」のキム・セヨン(韓国)、3月の「JTBCファウンダーズ・カップ」のキム・ヒョージュ(韓国)、そして5月の「キングスミル選手権」でミンジー・リー(オーストラリア)が勝利(セヨンは4月の「ロッテ選手権」でも優勝)。実に3分の2を韓国勢が占めていた。日本勢も米国で黄金時代を築き上げた韓国勢のように、階段を駆け上がっていく…。そんな期待がさらに高まる記録になった。
岩井は現地メディアに『ルーキーイヤーで優勝した気分は?』と聞かれると、「とてもハッピー。ここでプレーできてうれしいです。スポンサー、ボランティア、コースコンディションに感謝します」と喜びを言葉にした。“日本強し”をさらに世界へ印象づける勝利になったはずだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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