岩井千怜の逆転V、これまで何回? 1打差2位→優勝は今季すでに経験済
<リビエラマヤオープン 3日目◇24日◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇6583ヤード・パー72>
4バーディ・ボギーなしの「68」をマークした岩井千怜が、トータル6アンダーの2位タイで最終日最終組に入った。単独首位に立つジェニー・ベ(米国)との1打差を追う。
昨年の最終予選会(Qシリーズ)を突破し、今年がルーキーイヤー。今季出場8試合目(うち1試合は推薦出場)での優勝争い。ジェニー、同じく2位につけるチャン・ヤフイ(中国)も、下部エプソン・ツアーから昇格した新人で、あすの最終組では初優勝をかけた戦いが展開される。
日本ツアー通算8勝を誇り、世界ランキング45位につける岩井。米初優勝を目指すことになるが、これまでの優勝戦績をおさらいしたい。
日本初優勝を飾ったのは2022年「NEC軽井沢72ゴルフ」。吉本ひかると首位に並んで自身3度目の最終日最終組入りを果たすと、最終日に「69」をマークして逃げ切った。翌週の「CAT Ladies」は2打リードの単独首位で迎えると、そのまま逃げ切り、初優勝からの2週連続Vという快挙を達成した。
初めての逆転勝利は23年「RKB×三井松島レディス」。4打差7位から出るとボギーなしの「65」をたたき出し、岩井明愛、山下美夢有に並んだ。3つ巴のプレーオフも制し、大逆転劇を見せた。
プレーオフはその1度きりで、その後は逃げ切りが目立つ。ただ、スポット参戦した今年の「ダイキンオーキッドレディス」では1打差2位を逆転し、4打差をつける圧勝。大会連覇も果たした。ここぞという場面、大会での強心臓ぶりは証明されている。
同組のジェニーは世界ランキング222位、ヤフンは同159位。ランキングでは岩井が格上だが、ともに昨季の下部ツアーで結果を残しており、あなどれない相手だ。「バーディパットを外してもガマン。必ずチャンスが来るコースだと思うので、焦らずに、ガマンをした人が上に行くと思う。あしたも楽しんで優勝争い頑張ります」と意気込みを語る。
最終組は現地時間8時45分(日本時間午後10時45分)にティオフ。ホールアウトは早朝4時ころになる見込み。メキシコから吉報が届くことを期待したい。
【岩井千怜のVパターン】
22年「NEC軽井沢72ゴルフ」 首位タイ→逃げ切りV
22年「CAT Ladies」 首位タイ→逃げ切りV
23年「RKB×三井松島レディス」 4打差7位→POで逆転V
23年「サントリーレディス」 首位→逃げ切りで完全V
24年「ダイキンオーキッドレディス」 首位→逃げ切りV
24年「RKB×三井松島レディス」 首位タイ→逃げ切りV
24年「樋口久子 三菱電機レディス」 首位タイ→逃げ切りV
25年「ダイキンオーキッドレディス」 1打差2位→逆転V
<ゴルフ情報ALBA Net>
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