優勝争いの合言葉は「ガマン」 岩井千怜がルーキー初Vかけて最終日最終組入り
<リビエラマヤオープン 3日目◇24日◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇6583ヤード・パー72>
ルーキーVが見えてきた。岩井千怜が4バーディ・ボギーなしの「68」をマーク。トータル6アンダーで首位と1打差の2位タイにつけた。最終日最終組で優勝争いに加わった。
10位から出たムービングデー。伸ばして、勝利に手がかかる位置に浮上した。大会を中継するWOWOWのインタビューでは「惜しいバーディパットがいくつかあったけれど、外しても焦らずに、ガマンのプレーができていたのがよかった」と振り返った。
2日目にボギーとしていた4番パー3で、「きのうと同じ番手で打てば寄るかな、というイメージがついて迷わずに打てた」と初バーディ。「次のホールにもつながった」と5番で連続バーディも奪った。
中盤はチャンスにつけるも決め切れず、グリーンを外したところは寄せてパーを拾っていく。14番ではショートサイドのラフに外し、2.5メートルと寄せきれなかったがパーをセーブした。この日の合言葉は「とにかくガマン、ガマン」。そして16番を寄せワンのパーとすると、上がり2ホールを連続バーディで締めくくった。
17番はティが前に出され、実測263ヤードのワンオンチャレンジホールに。「攻めた方が面白いかなというワクワクを、みなさんに届けたかったので狙いました」と3番ウッドでの打球はフォローの風に乗って、ピンハイまで運んだ。ラフからのアプローチをしっかりと50センチに寄せ、「頑張って耐えていてよかった。ご褒美が来た感じ」と見せ場も作った。
うだるような暑さのなか、最後まで集中し続けた。「バーディパットを外してもガマン。必ずチャンスが来るコースだと思うので、焦らずに、ガマンをしていく人が上に行くと思う」とラスト18ホールを見据えている。
最終日は3サム2ウェイで、ともに下部エプソン・ツアーから“昇格”してツアーカードを勝ち取ったルーキーふたりと最終組で争う。「あしたも楽しんで優勝争いを頑張ります」と意気込んだ。
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