メキシコの新規大会はメジャー“前哨戦”に 勝みなみ「勢いをつけたい」、吉田優利は“滑り込み”なるか?
<リビエラマヤオープン 事前情報◇21日◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇6583ヤード・パー72>
今週行われるメキシコでの新規大会は、来週のメジャー大会「全米女子オープン」(ウィスコンシン州、エリン・ヒルズGC)の“前哨戦”にもなる。フィールドで世界ランク最高位は15位のチャーリー・ハル(イングランド)という状況で、5人の日本勢の優勝にも大きな期待がかかる。では来週の“世界一決定戦”への意気込みは? 選手たちが中継局WOWOWのインタビューに答えた。
ハルに次ぐフィールド2番手の世界ランク17位につける竹田麗央は、『前年度大会トップ10』などの資格で出場。ただ、「今週は今週で、しっかり初日から自分のプレーができたら」と目の前の試合へ集中を研ぎ澄ませている。4月の「シェブロン選手権」は59位と思うように結果が残せなかっただけに、いい形で次の会場へ向かいたい。
その姿勢は、『3月24日付の世界ランク75位以内』の資格で出る岩井明愛も同じ。「来週もすごく楽しみだけど、今週も1日1日、1打1打に全力を尽くして頑張りたい」と話す。またこちらも世界ランク上位者として出る妹の千怜も、「今はあまりメジャーは意識していない。今週は今週でしっかり集中して。その結果が来週につながったらいいなと思っています」。双子らしく意見もピッタリだ。
一方、気合が入る選手も。先週13日にミネソタ州で行われた予選会を勝ち抜いて出場権を得た勝みなみだ。「本当につらかった。どんどん足も、精神的にも疲れていた」と、一日36ホールを回るタフな予選を振り返る。それだけに意識も強い。「勢いをつけてメジャーに行きたい。まずは予選通過を目指して。今週は(世界上位選手も少なく)すごくチャンスだと思うので、優勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。
もう一人の日本勢、吉田優利は全米予選会で出場権を確保できなかったため、『今季優勝者』の資格によるメジャー出場をここで目指すことになる。先週は男子メジャーの「全米プロ」も観戦。「(米男子ツアーを)近くで見るのが初めてで、すごく迫力があるゴルフが見られました」と刺激を受けた。「今2試合連続で予選を通過していて、いいゴルフはしているけど、マネジメントでスコアを作れなかった。そこがうまくはまるとうれしい」。ラストチャンスにかける。
【全米女子オープン 日本勢の主な出場資格】
■過去10年間の全米女子オープン覇者
笹生優花
■昨年の全米女子オープントップ10
渋野日向子、古江彩佳、竹田麗央、小祝さくら
■昨年のCMEグローブ・ポイントランキングトップ30
西郷真央、畑岡奈紗
■3月24日付の世界ランキング上位75人
山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜、桑木志帆、河本結、鈴木愛
■出場資格を持たない、5月19日付の世界ランキング上位75人
■予選会通過者など
林菜乃子、池羽陽向、泉田琴菜、長澤愛羅(アマ)、木村葉月(アマ)、馬場咲希、勝みなみ、西村優菜
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