笹生優花は出入り激しく『77』 46位発進に「良くなかったです」
<パリ五輪 初日◇7日◇ル・ゴルフナショナル(フランス)◇6374ヤード・パー72>
「良くなかったです。ゴルフはいいときも悪いときもある」
今年の「全米女子オープン」覇者・笹生優花はメダル獲得の期待を背負って初日をスタートさせたが、2バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「77」。出入りの激しいゴルフで5オーバー・46位タイと出遅れた。
1番でパーオンを逃してボギースタート。3番パー5でのバーディでイーブンに戻したが、7番パー4ではショットのトラブルからダブルボギーを叩き、8番パー3ではアプローチのミスからボギーを喫した。後半でもリズムをつかめず、1バーディ・3ボギー。「77」と失意の初日となった。
パーオンは9/18(50%)、フェアウェイキープは8/14(57.14%)にとどまった。ストロングポイントのひとつでもあるパッティングも鳴りを潜めて、パットの貢献度を表すストロークス・ゲインドでは『-1.21』で51位と低迷した。
「良くなかったです。ゴルフはいいときも悪いときもあるので、いつもこんな感じです(笑)」
その言葉通り、たびたび爆発的なスコアを叩き出す笹生だが、別人のように大きくスコアを崩す日もある。その最たる例が2022年の「DIOインプラントLAオープン」だろう。初日から「75」「66」「74」「66」という山あり谷ありの4日間で、トータル3アンダー・17位タイに入ってみせた。
米ツアーでも上位の飛距離に加えて、パットがひとたび入り始めれば手がつけられない。“いいとき”の笹生が2日目に挽回する可能性も大いにある。
「やるべきことをやって、しっかりアジャストできるようにしたいです」。メダル獲得に向けて、あとは上を見るだけ。2日目にバーディラッシュを披露し、“笹生劇場”ののろしを上げたい。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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