契約フリーの金子駆大 タイトリストのボール&1Wで「調子がいい」【勝者のギア】
<関西オープン 最終日◇18日◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀県)◇7035ヤード・パー70>
金子駆大(こうた)が1イーグル・3バーディ・2ボギーの「67」で逃げ切り、トータル15アンダーでツアー初優勝を果たした。一時は劣勢に追い込まれたが、終盤で鮮やかな逆転劇を披露した。
なかでも印象的だったのは、16番パー5の「上って下ってスライスする」8メートルのイーグルパット。「今週に入るまでパッティングがあまりよくなかった。橋本(真和)コーチに見てもらって、テークバックの上げ方を修正してハマりました」とストロークの改善とともに、全幅の信頼を寄せる中尺パターの存在も大きい。
4年前からアームロック型のパターを使用しているが、オデッセイ『Ai-ONE CRUISER #7 ARM LOCK』は昨年から投入。「アームロックで左腕にグリップを着けるタイプ。短いパターが苦手で打てないので。今はアレしか使えないです」と、替えのきかない存在になっていると明かす。
昨季からクラブ契約フリーになった。理由は「タイトリストのボールが使いたかった」から。さらに、「当時はドライバーもちょっと悩んでいた。フリーにしてからすごく調子が良いんです」という。
ボールは『プロV1』を選択した。「曲がらなくて、ウェッジでスピンがすごく入ってくれる。僕は飛ぶ方じゃないので、そういうところがいい」とこだわりを明かす。ドライバーは『GT2』を昨年の最終戦「日本シリーズJTカップ」から使用。「弾道が低いので、11度でやさしいクラブを使ってます」と語る。
ウッド3本には藤倉コンポジット『ベンタスTRブルー』を挿している。「ほとんどフェードを打つ僕のスイングにマッチしていて3年くらい使っています。しっかりしているけどちょっと走る。粘ってくれる。すごく気に入って使っています」と絶賛した。
フジクラのツアー担当・飯田浩治氏も、「ベンタスTRブルーは2023年のセガサミーカップからです。それ以前は初代ベンタスブラックやブルーなどシャフトを試すタイプでしたが、そこからほとんど他モデルを試していません。特にフェアウェイウッドは、ヘッド含めて非常にハマっているようです。小学生からサポートしている選手なので、初優勝してくれてとてもうれしいです」と明かした。
【金子駆大の優勝ギア】
1W:タイトリスト GT2(11.0°ベンタスTRブルー6X)
3W:テーラーメイド ステルス2(15°ベンタスTRブルー7X)
7W:テーラーメイド ステルス2(21°ベンタスTRブルー9X)
4I:タイトリスト T200(N.S.PRO MODUS3 プロトタイプX)
5I~9I:テーラーメイドP760(N.S.PRO MODUS3 プロトタイプX)
46,52,56°:タイトリスト ボーケイSM10( 〃 )
60°:タイトリスト ボーケイSM10( 〃 S)
PT:オデッセイAi-ONE CRUISER #7 ARM LOCK
BALL:タイトリスト プロV1
<ゴルフ情報ALBA Net>
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