止める? コロがす? 寄せ方で選ぶ最適ボールはどれだ!【28モデルを診断】
アプローチでスピンをかけるならウレタンカバーのスピン系ボール。だが、レベルによってはスピンがかかりにくいディスタンス系ボールで寄せた方がスコアにつながる場合もあり、自分の寄せ方に合ったボールを選ぶことが重要だ。
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ゴルフボールは、スピン性能が高くイメージ通りにボールを止められるスピン系ボールと、スピン性能は高くないが、スピン量のバラつきが少なくオートマチックに寄せられるディスタンス系ボールに分けられる。そして、テクニックがある人はスピン系、ミスが出やすい初・中級者はディスタンス系の方がスコアにつながる場合がある。
ギアに詳しいプロゴルファー、海老原聡秀が人気の28モデルを試打して、スコアアップにつながるボール選びとアプローチの打ち方を教えてくれた。
「柔らかいウレタンカバーのスピン系はカバーが溝に食いつき、スピンでボールが止まる。スイングの最下点でボールをとらえて、フェースをターンさせながらスピンをかけて止める打ち方が合います。反発力が高いアイオノマーカバーのディスタンス系は、球離れが速く、ボールが止まりにくいのでコロがして寄せられます。ハンドファーストに構えてフェースの向きを変えずに打つと、球の高さやスピンが一定になります」
今回はスピン系を操作性と寛容性のバランスで3タイプに分類。ディスタンス系も、打ち方に合わせて2タイプに分類したので、自分のレベルやプレースタイルに合うボールを選ぼう。
■試打ボールリスト
【タイプ1】マニュアルタイプで高スピン
ダンロップ:スリクソン Z-STAR ◆
テーラーメイド:TP5x ストライプ
キャロウェイ:クロムツアーX トリプルトラック
ブリヂストンゴルフ:TOUR B XS マインドセット
ブリヂストンゴルフ:TOUR B X マインドセット
【タイプ2】マニュアルタイプで中・高スピン
ダンロップ:スリクソン Z-STAR
ダンロップ:スリクソン Z-STAR XV
キャロウェイ:クロムソフト トリプルトラック
本間ゴルフ:TW-X
プロギア:RS SPIN
NEXGEN:TOUR SPEC
【タイプ3】マニュアルタイプで中スピン
テーラーメイド:TP5 ストライプ
テーラーメイド:ツアーレスポンス ストライプ
キャロウェイ:クロムツアー トリプルトラック
キャロウェイ:クロムツアー◆◆◆ トリプルトラック
本間ゴルフ:TW-S
【タイプ4】オートマタイプで中スピン
ダンロップ:ゼクシオ リバウンドドライブⅡ
キャロウェイ:E・R・Cソフト
ブリヂストンゴルフ:エキストラソフト
ブリヂストンゴルフ:スーパーニューイング ブラックリミテッド
プロギア:PRGR プレミアム
キャスコ:KIRA ダイヤモンド
【タイプ5】オートマタイプで低スピン
キャロウェイ:スーパーソフト
ブリヂストンゴルフ:スーパーストレート
ミズノ:RB566 ネクスドライブ
プロギア:ソフトディスタンス
本間ゴルフ:D1
NEXGEN:D-SPEC
■試打/解説 海老原秀聡
えびはら・ひであき/ 2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESSPOINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している
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