小祝さくらが今季初の最終日最終組 黄金世代“シーズン最遅V”に待った「攻めのゴルフをしたい」
<Sky RKBレディスクラシック 2日目◇17日◇福岡雷山ゴルフ倶楽部(福岡県)◇6489ヤード・パー72>
小祝さくらが今季初めての最終日最終組入りを決めた。6位から出た2日目に6バーディ・1ボギーの「67」で回り、トータル9アンダー。神谷そら、金澤志奈とともに首位に並んだ。
3メートルを決めたおはようバーディから流れに乗った。ともに2メートルほどにつけた3番、4番でも連続バーディ。後半では14番で唯一のボギーを喫したが、2打目をグリーンそばまで運んだ18番パー5を含めて3バーディ。コツコツと伸ばし、リーダーボードの一番上に立った。
とはいえ、本人としては辛口評価。「ウェッジショットが全然ダメ。40~50ヤードくらいから1個もチャンスが作れなかった。逆にボギーが危うい…みたいなこともありました」。13番ではピンまで62ヤードで「55ヤードを打とう」としたらショートしてグリーンにすら乗らず。「ふり幅が小さくて緩んだ感じでした」と反省しきりだった。
フルショットの距離をできるだけ残す、というマネジメントも途中考えたが、距離が短いこのコースではアプローチは避けられない。「どうしてもその距離が残ってしまう。そのときのために、しっかり練習して修正したい」と、ここは最終日のカギになる。
自身29回目の最終日最終組で、昨年6月「 アース・モンダミンカップ」以来となる通算12勝目を目指す。小祝が勝てば、生涯獲得賞金は史上13人目の8億円突破。そして1998年度生まれの黄金世代にとっても、今季初優勝になる。
黄金世代がツアー本格参戦した2018年以降、同世代がシーズン8試合目まで優勝を飾っていないのは初めて(コロナ禍で6月開幕になった20年を除く)。若手の台頭、ベテランの活躍が目覚ましいが、最遅優勝の記録をストップして、黄金の輝きを放ちたい。
「狙える位置なので、しっかり攻めのゴルフをしたい。伸ばし合いなので、あしたも伸ばさないと優勝は難しい。自分の調子を上げてベストのゴルフをしたい」と意気込んだ。(文・笠井あかり)
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