金谷拓実が全米プロに4度目の挑戦 来季米シード権獲得へ「積み重ねてきたものを出していく」
<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇14日◇クエイル・ホローC(米国)◇7626ヤード・パー71>
米ツアールーキー・金谷拓実は2年連続4度目の「全米プロ」に挑む。この日は早朝に9ホールの練習ラウンドを行い、練習グリーンでは念入りにボールを転がした。
昨年は日本の賞金王に輝き、米ツアー出場権をかけた最終予選会を突破して主戦場を移した。開幕から3試合連続予選落ちと序盤は苦しんだが、「ザ・CJカップ・バイロン・ネルソン」でツアー自身初のトップ10入り(5位)を果たすなど、直近3試合は決勝進出。「少しずつ良くなっていると思う。今週もしっかり出し切れたらいい」と前向きな姿勢で今週を迎えられている。
金谷にとって今季初のメジャーとなるが、「特には変わらない。どの試合も僕には大事」と、平場の試合もメジャーと同じ“重み”を感じながら挑んでいる。「本当に楽しいし、長くこっち(米ツアー)でプレーしたい。難しいことも多くて、毎日考えさせられるけど、本当に1年でも長くやりたい」。世界最高峰の舞台で戦い続けることが、現在の大きな目標だ。
現在フェデックスカップ・ランキングは137位。上位100位までに与えられる来季のフルシード権獲得に近づいてきているが、ここからが正念場となる。「1試合、1試合が本当に勝負。毎日少しずつ成長していければいいと思うし、一打、一打しっかり自分らしいゴルフがしたい」。
ポイントが高い海外メジャーで上位入りすれば、その見返りは大きい。「今まで積み重ねてきたものをしっかり出していくことが大事。(ポイントが)大きいから、頑張りたい」。世界最高峰の舞台で戦い続けるために、26歳が全力を注ぎ込む。
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