初代王者はファイナリスト最年少の“モンスター高校生”島憂樹「世界中の人に感動を与えられるような歌手になります」<ミスタートロット ジャパン>

「ミスタートロット ジャパン」決勝より
サバイバルオーディション番組「ミスタートロット ジャパン」の第10回が5月3日、Leminoで配信。準決勝を通過したファイナリスト5人が決勝審査に臨み、“初代Mr.TROT JAPAN”が決定した。(以下、ネタバレを含みます)
74人のボーカリストが優勝を目指して競い合った
韓国の伝統的な曲調に乗せて家族や男女の情愛を歌い上げる音楽ジャンル「トロット」を課題曲に、年齢やキャリアを問わず、個性あふれる出場者たちが優勝を目指して競い合う韓国のサバイバルオーディション番組「ミスター・トロット」シリーズ。
「ミスタートロット ジャパン」はその日本版で、全世界から選ばれた男性ボーカリスト74人が、昭和から平成にかけて大ヒットした日本の歌謡曲をテーマに、初代Mr.TROT JAPANの座を目指して熾烈な戦いを繰り広げてきた。

「ミスタートロット ジャパン」決勝より
決勝は風水ノ里恒彦のパフォーマンスで幕を開ける
準決勝を通過した牛島隆太、風水ノ里恒彦、島憂樹、ジュノ、橋詰昌慧の5人がファイナルステージの審査に挑んだ第10回。決勝戦では、挑戦者がそれぞれ楽曲を選曲して歌唱し、マスター/審査員が100点満点で評価。さらに、5月2日の夜11時59分まで行われていた応援投票の順位による得点、リアルタイムで行われた視聴者投票での順位点も合算され、合計点が1番高い挑戦者が優勝となる。
決勝では、パフォーマンス後に全マスター/審査員の評価した最高点と最低点を表示。トップバッターとして登場した風水ノ里は、2年前に死別した母親が聴きたがっていたという美輪明宏の「ヨイトマケの唄」をアカペラで歌い上げる。
“舞語り歌手”として、独特のパフォーマンスと安定した声量を武器に勝ち進んできた風水ノ里の最高得点は98点、最低点は94点と、スタートから高評価に。だが、これまで風水ノ里の歌唱力を評価してきた細川たかしからは「アカペラって確かにすごいんですけど、ちょっと感情が入り過ぎているかな。違う曲が聴きたかったっていうのが私の本心です」と、ここにきて厳しいコメントが飛び出す。
続いて、チーム「リベンジャーズ」から勝ち残った牛島は、ゆずの「栄光の架橋」を選曲。中学生のころにプロデビューを果たすが、厳しい音楽業界で挫折を繰り返し、再起を懸けて本番組に挑むことを決意した牛島。「(今の)自分が歌いたいと思ったことが全て歌詞に詰まっていた」と、感情を投影したパフォーマンスを展開する。
マスター/審査員の評価点は最高点100点、最低点92点となり、チャン・ユンジョンは「自分の夢を諦めないという姿にとても感動しました。そして、こういうことを言ってしまうのはダメだと分かっているのですが…“100点”は私が入れました!」と、牛島の姿勢を笑顔で称えた。

「ミスタートロット ジャパン」決勝より風水ノ里恒彦
圧巻のステージを繰り広げるファイナリストたち
「ミスタートロット ジャパン」には、国境を越えた挑戦者たちも数多く参加。その中で、韓国出身のジュノは唯一の外国人ファイナリストとして決勝に挑む。
予選、本選では持ち前の甘いセクシーボイスで多くの人を魅了したジュノが選んだのは、DREAMS COME TRUEの「未来予想図II」。抜群の歌唱力を見せたジュノのマスター/審査員の評価点は最高点99点、最低点93点で、音楽プロデューサー・武部聡志は「自分でこの歌を『どういうふうに歌うか?』というプランニングをしていたことが素晴らしいと思いました」と評価する。
続いて登場したのは、低音ボイスが持ち味の現役大学生・橋詰。以前、自身の低い声がコンプレックスだったと話していたが、番組出演を通じてコンプレックスを味方に変えてきたとのこと。橋詰は「この曲に救われてきた経験がある」という、斉藤和義の「歌うたいのバラッド」を選曲。ギター演奏と合わせたパフォーマンスで、マスター/審査員の評価点は最高点99点、最低点93点を獲得。
サブMCのME:I・MOMONAは「きっと今まで大事にしてきた本質や、今の等身大の自分をすごく素直に表現されていて、その姿にグッときました」と話す。
ラストは、プロ顔負けの歌声や表現力、そしてバトルを重ねるごとに成長を見せてきたファイナリスト最年少の“モンスター高校生”島。「決勝のステージは、僕の音楽人生の大きな一歩になると思う」と強い思いを語り、谷村新司の「昴」で圧巻のパフォーマンスを見せる。
涙を流す審査員が続出する中、マスター/審査員の評価点は最高点100点、最低点96点となり、霜降り明星・せいやは「トロットのテーマに1番合っている人やなって。10代で『昴』を歌って、全世代に響かせていて、これこそ『ミスタートロット ジャパン』やなって思わせてくれる歌声で最高でした!」と称賛した。

「ミスタートロット ジャパン」決勝よりジュノ
ファイナリスト5人による決勝審査は大接戦に
これでファイナリスト5人によるパフォーマンスは終了。結果発表では、まずマスター/審査員の順位を発表。1位が島、2位がジュノ、3位が橋詰、4位が風水ノ里、5位が牛島という結果になり、続いて応援投票の結果を発表。こちらは1位がジュノ、2位が橋詰、3位が島、4位が牛島、5位が風水ノ里という結果に。
中間順位は島とジュノの同率1位という大接戦で、ここにリアルタイム視聴者投票の得点を追加。最終順位は1位が島、2位がジュノ、3位が橋詰、4位が風水ノ里、5位が牛島となり、“初代Mr.TROT JAPAN”の称号は島が手にした。
17歳という若さで頂点へと上り詰め、感無量の表情を見せる島。「ここまで本当に支えてくれた家族、出場者74名の皆さん、いつも応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。これから僕の音楽人生が始まり、もっともっと頑張っていくので、応援よろしくお願いします。自分にしか表現できない歌声で、世界中の人に感動を与えられるような歌手になります」と語った。
優勝者の島には優勝賞金1000万円が贈られ、ユニバーサルミュージックからのメジャーデビューも約束。さらに、島を含むファイナリスト5人のファンクラブを開設。2025年の夏頃にカバーアルバムのリリース、ファンミーティング開催が予定されている。
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】

「ミスタートロット ジャパン」決勝より

「ミスタートロット ジャパン」決勝より

「ミスタートロット ジャパン」決勝より島憂樹

「ミスタートロット ジャパン」決勝より牛島隆太

「ミスタートロット ジャパン」決勝より橋詰昌慧

「ミスタートロット ジャパン」決勝より

「ミスタートロット ジャパン」決勝より

「ミスタートロット ジャパン」決勝よりMCの後藤輝基とサブMCのME:I・MOMONA

島憂樹

ジュノ

橋詰昌慧

風水ノ里恒彦

牛島隆太
記事提供元:Lemino ニュース
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